fc2ブログ
2024 02 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2024 04

カテゴリ:富士見ファンタジア文庫 の記事リスト(エントリー順)

武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行(10) / 赤石赫々

kage

2022/04/16 (Sat)

あらすじ。

大禍石の力を取り込み最強の存在となったガルト。絶体絶命の状況下で、世界はゼツロ犠牲に
よって一ヶ月の猶予を得る。決戦に備え『明鏡止水』の強化、すなわち、心の清算のために
ミラフィアへと帰郷したスラヴァ達。

感想。

シリーズ第10弾!にして完結。この作品は武術家を主人公にした武を極めるという目的な
感じでの物語で物珍しさに購入した作品。大禍石という際物を登場させ、完全な武術だけ
の作品でなくなったのは、個人的にはいただけない部分だが、文体が硬派なのも、ハーレム
形成しても最後はしっかり一人に絞るのは良い部分でした。

『明鏡止水』を強化する為にお世話になった人や友人との交流を楽しみ、最後の戦いへ
調整する。初めは、この最後の戦いへ向けての行脚が、冗長にも思えて、つまらなかった
です。主人公の心情を思うと当然の行動であるし言動だが。けど、読了してあらすじを
読み返してみて、これは『明鏡止水』の強化、すなわち、心の浄化で思い残す事を減らし
純粋に戦いへ向けて、心を静める事だと認識し、必要な行動だったのだと理解した。
いや、遅すぎるだろうと突っ込みを貰いそうだが、読解力のなさが出てしまった・・・。

結末はしっかりハッピーエンド。けど、物足りなさを感じてしまう。
バトルがあっさりとした印象が原因かな。漫画ではないので文章だけでバトルするのは
難しいけど・・・。
けど、10巻まで楽しませて貰いました。ただ、この作品は新規の方にはお勧めできないかな。
なぜなら、もっと面白い作品は他にあるので、優先順位は相当低いです。
しかし、最後はシェリルと結ばれて良かったです。

金色の文字使い(9)~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~ / 十本スイ

kage

2022/02/15 (Tue)

あらすじ。

「獣人族」と「魔人族」の運命を決める5本勝負。第2弾は、獣王・レオウードと《魔王直属護衛隊》
序列2位のマリオネという両種族の最強戦士たちが激突する!

感想。

シリーズ第9弾!安定して面白いですね。レオウードとマリオネは見応えありましたね。
マリオネは遠隔攻撃主体だと思ったら剣士だったのか。5本勝負は結局、引き分けになった
が、さいごの勝負でレオウードとヒイロの一騎打ちが凄い。レオウードの精霊を呼び出す
化装術のシシオウガが強い。上位精霊なので物理攻撃は無効化するし、攻撃の威力
も強い。そして、ヒイロの隠し技というか今まで見たことない”天下無双”という四文字の
ワードマジックを使った。これは消費MPとか激しいが、スペック上昇が激しい。
この技にてレオウードに勝った。

決闘後に新たな敵、黒幕が出てきた。それはイヴェアムの兄で先代魔王のアヴァロス
だった。部下も異常に強く、世界征服が目的みたい。顔に十字傷のある男もこいつの
部下だった。カミュも登場でヒイロ達のメンツも賑やかになり、十字傷への復習を誓う。

勇者がアヴァロスにいいように使われている。それは千佳が囚われ、いう事を聞かない
といけないのだ。いくら勇者は物語上のモブキャラだと言っても弱すぎだろ。
まあ、いいけど。

物語は結構面白く、再読してもいいレベルです。しかし、1・2巻が面白くなかったので
ブックオフへ売ってしまっているので再読は出来ません。ま、その分、本棚がすっきり
しましたが。

金色の文字使い 外伝(3)~ユニークチートの魔界見聞録~ / 十本スイ

kage

2021/11/27 (Sat)

あらすじ。

未知なる本とグルメを求め、異世界を旅する丘村日色。次なる冒険の舞台は《魔界》!《幻夢魔法》
を操る赤バラの魔女・リリィン率いる個性的な仲間たちを引き連れて巡る魔界ライフは、新たな
出会いに溢れていた!?

感想。

外伝シリーズ第三弾!外伝も面白いですね。本編では急にニッキの口調が変わっていたのが
気になっていたのですが、この外伝で謎が解けました。シウバの口調が移ったのですね。
また、ヒイロの刺刀・ツラヌキから絶刀・ザンゲキも変わっていたのもきになっていたのですが、
この件も外伝で謎が解けました。魔界の鍛冶師にツラヌキを素材の一部にして作成された
代物だった。

さて、外伝1巻で登場し、本編にも登場したらいいなと感想を書いていた怪盗ワイルドキャット
が登場した。地底に住む魔人の話に。ワイルドキャットことネネリスもリリインとかを見て、
よそに女を作るなとヒイロに言ったりと、いつのまにかネネリスもチョロインになっていた。
そんなネネリスの言葉にリリインは不機嫌になる。モテモテである。

そして、魔王イヴェアムの幼少期の話も。アクウィナスの優しさや律義さに魔界を守る気概
を感じ、味方感が強い。アクウィナスの魔眼の力の正体も垣間見え、強さの一端が見えた。
また、イヴェアムが可愛いですね。巻の表紙も可愛い。

外伝はこの巻で終わりですが本編は続き、凄く楽しみです。この作品は外伝でしか分から
ないエピソードがあり、多くの人が本編しか読まない人と思うのですが、外伝は一見の価値
ありです。良かった。

金色の文字使い(8) ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

kage

2021/11/20 (Sat)

あらすじ。

日色の活躍により魔国に侵入した敵は一掃され、人間族も自国へと撤退、戦争は一時休戦と
なった。平和を望む魔王・イヴェアムと交わした約束と、永き時を生きる悪魔の少女・リリィン
の夢のため、日色は戦争終結に力を貸すことを決める。

感想。

シリーズ第8弾!巻を追う毎に面白くなってくる作品。実際1~2巻位は個人的にはいまいち
だった。今は、凄く面白いと思います。今回は、魔国を守った日色が更に活躍。ムーティヒの橋
を日色が壊す提案し、日色が実行する。そしてイヴェアムの甘い理想に力を貸すべく、獣人族
との決闘にて勝った方が従わせるという提案にて実現する。

そして決闘の第一試合は、ヒイロとニッキ 対 ミュアとアノールドだ。ミュアたちの実力は以前
とは段違いに上がっている。そんな二人の力を見て、努力の凄さにヒイロは感心する。
ヒイロに助けてもらってばかりではなく、隣にいれる存在として認めてもらうように実力をあげた
ところは健気である。

また、獣人族の王女ミミルはヒイロに恩義があるのだが、それで好きになってしまい、ヒイロ
が獣王と会いに来た時には感激したし、好意全開である。そんなミミルに獣王も豪快で喜んで
いる。ヒイロは魔人族側の敵であるのだが、ヒイロの人柄にみんな惹かれている。

さて、第二試合は獣王 対 マリオネ。この戦いもいいね。マリオネも強いが獣王の強さが見所。
この決闘の行く末が気になるので続きが楽しみです。

武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行(9) / 赤石赫々

kage

2021/10/30 (Sat)

あらすじ。

魔人の国「ネヴァケー」。『大結晶』の情報を求め、そして師の意思を継ぐため、終着点を訪れた
スラヴァたちを待っていたのは……戦闘を娯楽と考える魔人との喧嘩の日々だった!?

感想。

シリーズ第9弾!この作品は派手さはないが地味に面白いです。バトルラノベは割と珍しい
のではと思います。武術家が主人公です。さて、魔人の国に来たスラヴァたち。大結晶を探しに。
魔人より情報収集を行うも戦闘を娯楽と考える魔人なので直ぐに喧嘩を売られる。しかし、
魔人も大結晶の事は知らないとの事。大結晶の情報嗅ぎまわるスラヴァたちにエソドの行者
というのが襲い掛かる。

大結晶は魔人誕生の肝だった。そんな背景が。そして大結晶を守っていた姫君はシェリルの
姉であった。しかし、姉であるシャアラはガルトに殺されてしまう。スラヴァは今のままでは
ガルトに勝てないので逃げる。ここで恰好いいのがゼツロ。スラヴァとの戦いで武術家として
の矜持を取り戻し、ガルトからの盾となりスラヴァたちを逃がす。

そして修行の地として選んだのがミラフィア。明鏡止水を極める修行だろう。
物語も最終章に入りました。ガルトの死闘が楽しみです。

この作品も面白いですが地味すぎるので再読する予定はないのでブックオフ行になる。
ブックオフとかで100均棚で見かけたら、暇つぶし位の間隔での購入ならおススメです。