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カテゴリ:その他一般のレーベル の記事リスト(エントリー順)

あの頃の誰か / 東野圭吾

kage

2018/02/04 (Sun)

あらすじ。

メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。
あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。時が経ち、歳を取った今こそ
振り返ってみませんか。

感想。

短篇集。全8篇。東野圭吾の初期の作品です。そしてあの名作「秘密」の原型が収録されて
いる。ファンなら読みたくなる感じです。あとがきがあり著者はこれらの作品は書籍化には
気が進まなかったのもありそして収録機会がないのもありで、東野作品の中では読む優先
順位は低くなるが安定した面白さはあるので読んで損はないです。

先ずやはり秘密の原型である「さよならお父さん」。秘密を凄く要点だけ纏めた感じの作品。
これは確かに長編にしたくなるアイデアですね。短篇でも良かったです。

あとはどれも良かったですが、「女も虎も」の虎の意味が分からないとオチの意味が
分からないとのあとがきです。実際、自分には意味は分かりません。なので消化不良です。

「再生魔術の女」は末恐ろしい感じ。これは深謀遠慮の計画で恐ろしい復讐でした。
復讐者はよく考え付いたなと。アイデアも流石の東野圭吾です。

これで東野圭吾の作品をまた一つ読みました。完全読破したいのでコツコツ行きます。

八日目の蝉 / 角田光代

kage

2018/01/22 (Mon)

あらすじ。

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。

感想。

初めて読む著者(角田光代さん)の作品です。個人的には母性の話でもあり男性である自分に
は想像の域を出ない読解力になりますので、十分に楽しめたかは分かりませんがそれでも
愛憎の果てにある母という存在に驚かされると同時に強いなと思いました。

この作品は1章の子供を誘拐した誘拐犯の女性の話と2章のその誘拐された少女の話の2編
からなっている。1章は変な団体に住み込んだり、小豆島に住んだりと逃げて逃げて誘拐した
少女を育てている。小豆島のお祭りで撮影された写真が全国紙に載りそれがきっかけで
逮捕されることになる。

子どもの為に必死で生き逃れていく様は読んでいて辛い部分もある。
しかし、偽りの母として必死に過ごすのは何故か悲しくも映った。

2章は誘拐された少女が保護され、本当の家族の家で過ごしているところ。
少女はもう大学2年生。1章の希和子と似たような過ごし方?になっている。
しかし、最後は誘拐犯の希和子を心の中で受け入れる様は成長した姿が眩しかった。
岡山港で希和子と恵里菜がすれ違たところがお互いの小豆島での平和な生活が心の
中で大切な記憶として残っているのが想像できて良かった。

戦の国 / 冲方丁

kage

2018/01/17 (Wed)

あらすじ。

『戦国』―日ノ本が造られた激動の55年を、織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼ら六傑の視点から描く、かつてない連作歴史長編。

感想。

久々の著者の時代物である。「天地明察」「光圀伝」「はなとゆめ」に続いてである。
時代物は好きだが最近はである。読んでいて漢気あふれる人たちばかりだ。
みな、自分を神がかり的な物へと昇華させようとし神格化しようと試みる。そうすると部下たちが
迷いもなく大将を信じ戦うことになる。そんななか上杉謙信の戦への天才的な発想が凄い。

かなり長い事戦の基本となる兵種別編成部隊は凄いな。
上杉謙信と武田信玄の川中島の戦いは迫力あったな。
そして豊臣秀頼の聡明で利発な人となりにも驚いた。ドラマとかで見る限り、有能そうには
ないイメージだったが、実際はどうかはわからないがこの作品を読むと偉人である。

明智光秀もやはり有能で政略にも軍略にも長けた人物で、天下獲りに魅せられた人なのだ。
天下泰平の世の行く末を心配した感じで行動を起こした明智光秀。それだけでもないが
頭の切れる人物の考える事は凄いな。

今後は時代物を不定期でいいから読んでいこう。

火星に住むつもりかい? / 伊坂幸太郎

kage

2018/01/15 (Mon)

あらすじ。

住人が相互に監視し、密告する。危険人物とされた人間はギロチンにかけられる―身に覚えがなくとも。交代制の「安全地区」と、そこに配置される「平和警察」。この制度が出来て以降、犯罪件数が減っているというが…。今年安全地区に選ばれた仙台でも、危険人物とされた人間が、ついに刑に処された。こんな暴挙が許されるのか?そのとき!全身黒ずくめで、謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかる!

感想。

タイトルからして著者には珍しいSF宇宙もの?と思ったら全然違った。いつもの伊坂作品みたい
にどんどん伏線回収という印象は感じなかったが、刑事部長の自主練の成果が回収されて
驚いた。

平和警察という危険人物を取り締まる部署があり、それはいわゆる秘密警察的なもので無実の
人も冤罪で公開処刑されてしまうような世の中の話。そんな中で永久磁石で立ち向かう人物が
いた。しかし、この人物も平和警察に捕まってしまう果たしてどうなる?

正直、読んでいて辛かった。平和警察の要素や無実の罪で冤罪され公開処刑されることなど。
救いのある結末なのかな?と思い最後まで読み切った。最後は、ある人物の策略?で平和警察
のトップが降ろされることになる。しかし、全然スカッとしない終わり方で面白くない。

ある人物は生きていてその人物は敵と味方の二つの立場を演じていたとはね。それもなんか
感じが良くない。何度もいうがいつもの伊坂作品の爽快さがない。

タイトルの由来は自分の住んでる国が嫌なら火星にでも住むつもりかい?という事。
社会風刺的な部分もある感じだ。総評として好みの内容ではなく面白くなかった。

犯人のいない殺人の夜 / 東野圭吾

kage

2018/01/07 (Sun)

あらすじ。

親友が死んだ。枯葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を
考えていることは俺にもわかった。しかし・・・。

感想。

7編の短篇集。特に初めの「小さな故意の物語」はよかったと思います。
度々、短篇集を読みますが、個人的には長編の方が好みであり、短編だと特にこれと
言った感想が出てこないです。

しかし、どれも読みごたえのある短篇ではないでしょうか。
しかし、東野圭吾の作品の中では読むのは優先順位は低くなる作品でしょう。
だから、特におすすめはしません。
けど、読んでも損はないのでお暇なときによんでみては?