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カテゴリ:その他一般のレーベル の記事リスト(エントリー順)

戦の国 / 冲方丁

kage

2018/01/17 (Wed)

あらすじ。

『戦国』―日ノ本が造られた激動の55年を、織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼ら六傑の視点から描く、かつてない連作歴史長編。

感想。

久々の著者の時代物である。「天地明察」「光圀伝」「はなとゆめ」に続いてである。
時代物は好きだが最近はである。読んでいて漢気あふれる人たちばかりだ。
みな、自分を神がかり的な物へと昇華させようとし神格化しようと試みる。そうすると部下たちが
迷いもなく大将を信じ戦うことになる。そんななか上杉謙信の戦への天才的な発想が凄い。

かなり長い事戦の基本となる兵種別編成部隊は凄いな。
上杉謙信と武田信玄の川中島の戦いは迫力あったな。
そして豊臣秀頼の聡明で利発な人となりにも驚いた。ドラマとかで見る限り、有能そうには
ないイメージだったが、実際はどうかはわからないがこの作品を読むと偉人である。

明智光秀もやはり有能で政略にも軍略にも長けた人物で、天下獲りに魅せられた人なのだ。
天下泰平の世の行く末を心配した感じで行動を起こした明智光秀。それだけでもないが
頭の切れる人物の考える事は凄いな。

今後は時代物を不定期でいいから読んでいこう。

火星に住むつもりかい? / 伊坂幸太郎

kage

2018/01/15 (Mon)

あらすじ。

住人が相互に監視し、密告する。危険人物とされた人間はギロチンにかけられる―身に覚えがなくとも。交代制の「安全地区」と、そこに配置される「平和警察」。この制度が出来て以降、犯罪件数が減っているというが…。今年安全地区に選ばれた仙台でも、危険人物とされた人間が、ついに刑に処された。こんな暴挙が許されるのか?そのとき!全身黒ずくめで、謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかる!

感想。

タイトルからして著者には珍しいSF宇宙もの?と思ったら全然違った。いつもの伊坂作品みたい
にどんどん伏線回収という印象は感じなかったが、刑事部長の自主練の成果が回収されて
驚いた。

平和警察という危険人物を取り締まる部署があり、それはいわゆる秘密警察的なもので無実の
人も冤罪で公開処刑されてしまうような世の中の話。そんな中で永久磁石で立ち向かう人物が
いた。しかし、この人物も平和警察に捕まってしまう果たしてどうなる?

正直、読んでいて辛かった。平和警察の要素や無実の罪で冤罪され公開処刑されることなど。
救いのある結末なのかな?と思い最後まで読み切った。最後は、ある人物の策略?で平和警察
のトップが降ろされることになる。しかし、全然スカッとしない終わり方で面白くない。

ある人物は生きていてその人物は敵と味方の二つの立場を演じていたとはね。それもなんか
感じが良くない。何度もいうがいつもの伊坂作品の爽快さがない。

タイトルの由来は自分の住んでる国が嫌なら火星にでも住むつもりかい?という事。
社会風刺的な部分もある感じだ。総評として好みの内容ではなく面白くなかった。

犯人のいない殺人の夜 / 東野圭吾

kage

2018/01/07 (Sun)

あらすじ。

親友が死んだ。枯葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を
考えていることは俺にもわかった。しかし・・・。

感想。

7編の短篇集。特に初めの「小さな故意の物語」はよかったと思います。
度々、短篇集を読みますが、個人的には長編の方が好みであり、短編だと特にこれと
言った感想が出てこないです。

しかし、どれも読みごたえのある短篇ではないでしょうか。
しかし、東野圭吾の作品の中では読むのは優先順位は低くなる作品でしょう。
だから、特におすすめはしません。
けど、読んでも損はないのでお暇なときによんでみては?

この嘘がばれないうちに / 川口俊和

kage

2017/12/02 (Sat)

あらすじ。

愛する人を想う気持ちが生み出した、不器用でやさしい4つの「嘘」。「過去にいられるのは、コーヒーが冷めるまでの間だけ」不思議な喫茶店フニクリフニクラにやってきた、4人の男たち。どうしても過去に戻りたい彼らの口には出せない本当の願いとは…?

感想。

「コーヒーが冷めないうちに」の続編。最初程のインパクトがないが、安定した読み易さと
感動的でいい話は健在でした。前作より謎の白いワンピースの女性の事が少し判明しました。
なんと、時田数の母親だったとは驚きです。そんな数の思いは辛いだろうけど最後には
前向きに自分も幸せになろうと言ったことは感動的だった。

今回も4作の内容で、時田計の死後のお話。計の娘のミキが6歳のころだ。
ミキは可愛いけど奔放過ぎて少し狙いすぎなのが気になった。キャラが立ってるけど
もう少し幼いなりのシンプルさが欲しい所。

数が妊娠していた。おなかの中の子が女の子ということかな?でもミキが7歳になっている
ので、過去に戻れるようにするコーヒーを淹れるのも自然とバトンタッチしたのかな?

それぞれの話の内容は感動的ではあるも薄味なので割愛します。
この作品の内容からするとまだ続編もありそう。ただ、個人的には続編を読むかは微妙。
数の母親の謎は気になるが、話もパターン化されているし優先すべき本でもないかな。

アイネクライムナハトムジーク / 伊坂幸太郎

kage

2017/11/30 (Thu)

あらすじ。

ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、他力本願で恋をしようとする青年、元いじめっこへの復讐を企てるOL…。情けないけど、愛おしい。そんな登場人物たちが作り出す、数々のサプライズ。

感想。

伊坂作品、2作品目。恋愛をテーマにしたということで全編そんな感じです。始めのうちは
恋愛と言っても劇的でもなく平凡な感じで短篇的な進め方なので自分には合わないのかな~
と思っていたが、最後に行くにつれ色々な繋がりが出てきて伏線の回収も伊坂氏の醍醐味
を味わえて良かったです。

ストリートの斎藤さんは面白いなと思ったら、モデル?は斉藤和義さんだったとは。
最初に出てきた佐藤の恋人は、あの警備員?でいいのかな?気になるところですが多分
そうだと思います。あと、クレームの撃退法が面白かった。リアルでは問題が起こりそうなので
使用は出来ないと思いますが効果はあると思います。

小野があの中学生との劇的な再会は胸が熱くなった。そしてインタビューの司会者までもが
繋がりで成長をしていたとは。人生はいつ転機が訪れるかは分かりませんが、いい出会いが
あればそれもいい方向へ行くのだなとしみじみ思った。

自分はぼっちなのですが、いつかいい出会いがありますようにと願わずにはいられない。
ま、受動的じゃいけないんだけどね。また、伊坂作品を読もう。