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カテゴリ:東京創元社/創元推理文庫/創元SF文庫 の記事リスト(エントリー順)

配達あかずきん 成風堂書店事件メモ / 大崎梢

kage

2012/05/27 (Sun)

「いいよんさんわん」ー近所に住む老人から託されたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみ
し』を購入後失踪した母を捜しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真・・・・・・。
本格書店ミステリ、シリーズ第一弾!

感想。

いやー、サクッと読め、5篇からなる連作短篇で読みやすかった。これは、本好きな人にはオススメ
ですね。本好きは本屋も好きですしね。しかし、ミステリ的にはあまりにライト過ぎて所謂日常の謎
というものとはいえ、そこはちょっと残念でした。似ている作品では、「ビブリア古書堂の事件手帖」
が上げられると思うけど、それと比べると本に関する薀蓄やミステリ等総合的見劣りします。

しかし、本屋の業務のあるあるネタは、書店員としての経験がある作者ならではの話は面白かった。
杏子と多絵のコンビも良かったし。本屋の本をプッシュするディスプレイとかはコンテストとか
あるんですね、そして賞品も。

好きなのは、表題作の「配達あかずきん」と「六冊目のメッセージ」ですね。「配達あかずきん」は
一番、なんか事件ぽくてよかったですし、「六冊目のメッセージ」は出版社の営業が選んだ本が
どういう共通項があるんだろとか考えると面白かったです。(どれも読んだ事なかったので考える
にも想像がつかなかったけど・・・・・・)

作者のデビュー作になるのだけれど、書店員経験がある作者らしい内容で良かったです。書店員
さんには特にオススメ、本好きにもオススメできますね。

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配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)
(2009/03/20)
大崎 梢

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髑髏城の花嫁 / 田中芳樹

kage

2011/11/13 (Sun)

ミューザー良書倶楽部で働く、ニイダム青年と姪のメープル。多忙な日々を送るニーダムは、ある日
ロンドンで、かつて城へと送り届けた青年と再会を果たす。別人のように生命力溢れる青年は、伯爵
を名乗り、仕事を依頼したいと言う。ヴィクトリア朝怪奇冒険譚三部作、第二部!!

感想。

1巻よりも断然面白かった。田中芳樹的な言い回しも1巻より全然あり良かった。はじめは、伯爵の
嫁候補にメープルがされそうになるのかなと思っていたら、全然違った。怪奇小説だけあって1巻同様
今回も化け物が登場。表紙や裏表紙はそういうことです。

いやーーー、メープルが聡明で機転が利くのは魅力的だなーー。常にニーダムを立てているのもめち
ゃくちゃいい。こんな姪がほしいなーーー。そのメープルも8章のタイトルに有るとおり思わぬ敗北
をきすることになるわけだが、いやこれはいいんじゃないかな。負けても。

ニーダムが過去助けた人物からの仕事の依頼から事件が始まるわけだが、田中芳樹にしてはス
ムーズに話が進んでいたのでは。説明的な語りはいつもどうりだけど。もうひとつ物語りのスパ
イスとして、ラッドがもっと何か秘密めいたものを抱えていても良かったのでは。あっさりと
してたので、登場シーンからの期待が肩透かしだった。

あとがきで、体調不良の様子が書かれているけど、次の「水晶宮の死神」は、何年待たされるの
だろうな。1巻と2巻の間以上に待たされそう。気長に待つか。

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髑髏城の花嫁 (Victorian Horror Adventures 2)髑髏城の花嫁 (Victorian Horror Adventures 2)
(2011/10/28)
田中 芳樹

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月蝕島の魔物 / 田中芳樹

kage

2011/10/08 (Sat)

クリミア戦争から帰還したニーダムとその姪のメイプルは、ミューザー良書倶楽部で働くこと
になった。そこでディケンズとアンデルセンの二大文豪のお世話をすることに・・・。月蝕島
に、中に帆船が閉じ込められた氷山が流れ着いた。19世紀イギリスを舞台に描く、ヴィクト
リア朝怪奇冒険譚シリーズ三部作、第一弾!

感想。

学生時代には出てた田中芳樹の本は大概読みましたが、田中芳樹の昔の独特な言い回しがない。
実際の歴史的な史実や人物を、ふんだんに織り込み物語に出てくる今回の作品には、そういう
独特の言い回しは似合わないのかな・・・。自分のあいまいな記憶ですが、アップフェルラ
ント物語に近い冒険譚かなと既存作品では一番近いかと。>いうほど似てないかも

だからというわけではないけど、田中芳樹としての面白さは半減してました。しかし、歴史的な
側面やフィクションとしての物語は読み応えがありました。氷山に閉じ込められた帆船が大きく
関わってくるのかと冒頭から感じさせたが、思ったよりそうでもなかった。宝探しみたいな冒険
するのかと思ったんだけど・・・。

この作品は三部作の第一弾だが、あとがきに「黒十字の幻影」「逆賊門の悪霊」「白骨塔の人狼」
と三部作以降の”タイトル”だけは、考えているそうです。この未完が多く、遅筆の作者のこと
ですが、これを聞くと作品が早く世に出てほしいことを願いますね。 

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月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
(2011/07/09)
田中 芳樹

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