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カテゴリ:講談社BOX/講談社ノベルス/講談社文庫 の記事リスト(エントリー順)

クラスルーム / 折原一

kage

2016/02/29 (Mon)

あらすじ。

栗橋北中3年B組は恐怖に支配されていた。竹刀を手離さない暴力教師桜木慎二。優等生
とワルとが手を組んで、夏の夜、桜木を懲らしめようと呼び出した同じ教室で、十年後、
夜のクラス会が開かれるという。

感想。

久々に折原作品を読んだ。といっても二作品目だが。どちらも、中盤までは興味を引く出だし
で始まり、緊張感のある展開で進むのだが、終盤に至ると真相や謎の解明は、ほんの数行
で終わり、な~んだこんなんなの?と言わざるを得ない結末を迎える。

本作は、クラスメイトでもなく聞いたこともない人物から、突然クラス会の招待状が届く。
しかも、招待された人は全て、夏の夜に肝試しを行った人全員に。招待された人たちは、
犯人を突き止めるべく皆、クラス会の出席と返信する。

という内容で進んでいく。著者は技巧派で知られ叙述トリックを得意とするのだが、私は、
小説は小説に身を委ね読み進めるので伏線とかに気づくのは遅いのですが、著者の
テクニックは、正攻法というか、いや、伏線らしい伏線は寧ろ少ない。純粋に展開だけで
驚かせようとしている。そういう部分は、人を選ぶかもしれない。

いま、積読で著者の本はないはず(なんせ200冊位あるので把握してない)だが、今後は
著者の本を読む優先順位はかなり下げざるを得ない。あくまで、自分に合わないだけで、
本自体は悪くないと思います。

悲亡伝 / 西尾維新

kage

2016/02/13 (Sat)

あらすじ。

あらゆる感情を持たないがゆえに、生き延びることに長けた少年、空々空。人類殲滅を企む「地球」と秘密裏に戦う地球撲滅軍の切り札にして、諸刃の剣だ。非人道的科学者・左右左危が彼にもたらしたのは、世界各国の対地球組織から「裏切り者」を特定する任務だった。空々空は、これまで死線を潜り抜けた九人の仲間と、二人の新人少女隊員と共に、世界各地へ散る―、悲しみを知らない十四歳の英雄が紡ぐ伝説、新たなる展開へ!

あらすじ。

シリーズ第7弾!新章の世界編の始まりです。舞台が四国から世界各地へ、いや~広がりましたね。
ロシアの道徳啓蒙局の壊滅には裏切者がいる、と世界各地の対地球組織のスパイへ空々空率いる
空挺部隊が動く。話が、面白くなってくる予感だ。正直、物語シリーズより伝説シリーズのが好みだ。

魔法少女達も課長含め、地球撲滅軍の傘下に。黒衣の魔法少女も。今回は群像劇になりそうでワク
ワクしたものだが、そういう手法は著者はやはり取らないようだ。しかし、地球とのパワーバランスを
とるということで4大組織の解体とか、一体全体なにがきっかけで、いやどういう分析検証結果の元
始めたのか気になるところ。

地濃さんと鋼矢さんのキャラがいいね。面白い。そして、人間王国と救助船リーダーシップの二つは
今後の重要な役割を担うのだろうか。自明室の二人は何か死にそうな予感だな。

割と好きな伝説シリーズ。あと予定は3冊だけど、いつも巻数をオーバーする著者からして、巻数
も増えそう。増えたらいいな。

掟上今日子の退職願 / 西尾維新

kage

2016/01/25 (Mon)

あらすじ。

退職願を胸ポケットに忍ばせ、波止場警部は揺れていた。彼女の最後の事件は、池に浮かび
上がった水死体。しかし、その不可解さゆえ、名高い忘却探偵・掟上今日子と協力捜査する
ことになり・・・。

感想。

シリーズ第五弾!今回も挑戦状の構成と一緒の短篇集。全4篇の構成。今回は、掟上今日子と
女性刑事達。どれも死体発見からのどういう経緯で亡くなったかの謎が凄い。発想が奇抜です。
しかし、何故かどの短篇も淡泊に感じて読後感に余韻が少なく、そういう事を感じる自分は、
やはり短篇より長編が好きなんだなと感じました。では、それぞれの感想を。

<バラバラ死体>
アリバイを作るために複数の人間が短時間で殺す。その発想はなかった。少し強引な気も
しますが。

<飛び降り死体>
球場にマンホールってそんなにあるのか?良くは知らないので判断はつかないが。
その辺が引っかかるが、この話もその発想はなかった。

<絞殺死体>
最後は生きたいと足掻いた。人間らしい所までの推理が良かった。

<水死体>
この話も強引な気がした。それだけ。

人間ドラマ要素が少なく、奇抜な発想という謎で持っている感のある本作品。今日子さん
の謎に関する事は、全然触れず、暫く進行していくのかな~。ここまで読んできて来た
けど、この作品はここで終えます。今日子さんの謎は気になるけど、本の単価も高いし
、巻数も進みそうだし、短編構成も増えそうだし。でも、楽しめました。

掟上今日子の遺言書 / 西尾維新

kage

2016/01/18 (Mon)

あらすじ。

中学生がビルから飛び降りた自殺未遂事件。現場に居合わせた二十五歳の青年・隠館厄介は、
生来の冤罪体質が災いし、容疑者とされてしまう。現場には少女が書いたとされる遺書が残され
ていて。

感想。

シリーズ第四弾!久々の厄介登場です。いやーやっぱりしっくりくるな。安心感があります。
そして相変わらずの冤罪体質。しかし、今回は、設定とか理由が強引で無理くり過ぎると感じます。
ネタの発想から行動理由を考えた結果のプロットだよな~と思った。

ビルから飛び降りた少女が厄介に衝突。双方入院。厄介が悪者扱いされて、今日子さんが事件
解決に乗り出すのですが、怪我人の厄介を聞き込みに連れ回す、鬼の今日子さん。この話は、
だいぶアレンジされてますが、ドラマでやっています。今日子さんがセーラー服になっている場面。
確かに新垣結衣が来てました。

しかし、少女が、飛び降りた理由が、自分の本の好みがばれたから。分析されるのが嫌いな中学生。
そんなんで、古本屋の店主の殺害を目論むとか、そんな理由で良いのか。その理由を隠ぺいする
工作として、遺言書と自殺に見せかける飛び降りとか、無謀すぎる。荒唐無稽な話は面白い部分も
あるが、推理小説は現実的に物事を進めてほしいところは多分にある。

物語は、長編で面白かったが、まだ、流石に今日子さんの秘密には触れていない。早く知りたいな。

掟上今日子の挑戦状 / 西尾維新

kage

2016/01/06 (Wed)

あらすじ。

鯨井留可がアリバイ工作のために声をかけた白髪の美女は最悪にも、眠るたびに記憶を失って
しまう忘却探偵・掟上今日子だった。

感想。

シリーズ第三弾!今回は3篇の短編からなります。メフィストに先に発表になっていたですが、
三冊目とう刊行順になっていますね。忘却探偵という設定もあいまって、短編は映えます。
しかし、二冊目の長編みたいな構成のが個人的には好きです。

1つ目の競泳選手の話ですが、これはドラマでみました。なので先にストーリーは分かっていま
した。が、こちらもコンパクトで読みやすかったです。

2つ目は、アパレルショップでの話ですが、犯人がどう考えてもそういう人でないと、というのは
直ぐにわかりました。ただ、トリックは自分では全然分かりませんですたので、概ね楽しめました。

3つ目は、暗号の話。よくあれが円周率だとわかるもんだと感心するが、強引な気もする。
推理が少しご都合的な部分もあるような気もするが、良かったです。

今回は、どの事件も警察が絡んできています。いままでではないですね。しかし、備忘録の
続きが気になる。時系列的には時間は刊が進めば進んでいるんだろうか?やっぱ厄介が
出てきた方が、伏線回収にもいいし、面白のかな~とも思ったり。