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カテゴリ:メディアワークス文庫 の記事リスト(エントリー順)

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く / 瀬那和章

kage

2014/10/06 (Mon)

あらすじ。

七年前、年下の男の子に、好きだといわれた。それから、手も握らせないまま恋人のような関係を
ずっと続けている。そして、私はまた、彼とは別の人を好きになる。

感想。

なかなか良い恋愛小説だった。ラノベと一般大衆小説の中間を標榜する感じのレーベルであるが、うん
良い感じでした。神戸に住む三姉妹のそれぞれの恋愛の話で構成されていて、少し群像劇みたいな
感じの時系列になっていて工夫されています。

長女・紗子の話。七年前に年下から告白され友達以上恋人未満の関係、それ以降、自分の恋愛事情
を気軽に相談する。これは紗子自身が自覚しているが、聞かされる本人はなんと残酷なことか。いいよう
に扱っている。しかし、紗子が好きな人と上手く行くように身を引こうとしたら、急に惜しくなったのか気に
なりだし、好きだったことを自覚する。まあ、あるよな。ホントは好きだったのだろうけど、何もしてこないし
無害で、こいつはずっと私の事好きで居てくれると思い、雑に扱う。最後は結ばれるので良しとしよう。

次女・朝美の話。女友達の多い彼氏がいる朝美。いつも都合のいいように扱われる。でも好きだから
しょうがない。特に若いうちは好きだからという理由は大きいよね。けど、最後は、朝美の事をきちん
と考えていたということで、上手くいく話。イケメンだから許されるんだよなー。

三女・結衣の話。引きこもりのイラストレーター。ラーメン巡りのブログと仲良くなっていて、実はイラスト
の仕事の人が、その人であったと言う出会い。しかし、過去の恋愛がトラウマというか思い出として残り
前に踏み出せない結衣。しかし、踏ん切りがつき、前向きになろうという結末。悪くないな。

結局、男も女も、好きになっちゃえば、割と盲目になったりする。喜怒哀楽を味わい恋を堪能する。
この三姉妹も、また成長して進んでいく姿が良かったです。

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好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)
(2013/01/25)
瀬那 和章

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終わる世界のアルバム / 杉井光

kage

2014/04/08 (Tue)

あらすじ。

前触れもなく人間が消滅し、その痕跡も、周囲の人々の記憶からも消え去ってしまう世界。人々は普段通り
の生活を続けながらゆるやかに訪れる世界の終わりを待っている。

感想。

すでに設定から切ない感じが半端なかった。そしてやはり切ない。物語は綺麗な感じで纏められている。
ところどころ突っ込みたいところはあったが、次々と人間が消えていく様はやはりやるせない。

主人公だけが、消えた人間を覚えているという能力?がある。親しい人間が消えていくのは凄く寂しい。
が、主人公は自分に寂しくないと暗示でもかけているかのごとく気持ちの整理をしていたが、恭子さんの
消えていく様を見届けると、そんな暗示もどこえやら。今まで寂しさにきちんと向き合ってこない中、それは
大変な衝撃が襲ってきた。切ないよなー。

ふと、クラスメイトの少女に気が付いたところから物語が加速する。その少女は、何故か影が薄い。
まあ、それはカメラに由来するところが大きいのだが、でも、主人公との思い出というか触れ合いが少女
を物悲しくさせる。演出は上手いです。ただ、少女との関係性がもう少し濃くてもいい気がした。

やたらと風景や状況描写が多く、雰囲気は出た。一般向けを意識しつつラノベ臭を残す作品。単巻もの
で読みやすいく、隙間時間にもってこいです。

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終わる世界のアルバム (メディアワークス文庫)終わる世界のアルバム (メディアワークス文庫)
(2012/10/25)
杉井 光

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ビブリア古書堂の事件手帖(5)~栞子さんと繋がりの時~ / 三上延

kage

2014/03/29 (Sat)

あらすじ。

静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは、
今はただ待ってほしい、だった。

感想。

シリーズ第五弾。結構待ちました。今回も本の謎を解く、面白かった。母親である智恵子さんマジ黒幕だった。
智恵子に踊らされ、次々と舞い込んでくる本の相談事に翻弄される栞子さん。大輔くんと一緒じゃないと
本の相談はしないのよ、なんて言ってくれますね。

本の薀蓄、特に手塚治虫のブラック・ジャックに関しての話、感心しましたし、第四巻の特に版が古いのは
希少で貴重なのね~と思った。読者の事を考えている手塚氏のことだけあって他の漫画でも同じようなこと
が起こっている可能性はあるな。

栞子さんの身近な人は大抵、智恵子と繋がっているとはネットワークが行き届いているな。常に栞子さんの
行動が筒抜けだったとは。智恵子の差し金で本の相談事が次々と来るハメになるとはね。大輔くんの告白
も5月末までとは、生殺しもいいとこだね。

そして、あの太宰治の晩年の事件の犯人が仕掛けてきた。どうなるのか。まさかこれも智恵子と何か関係
があるのか、どうなのか。気になります。

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ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
(2014/01/24)
三上 延

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たったひとつの、ねがい。 / 入間人間

kage

2013/12/15 (Sun)

あらすじ。

彼女と知り合ったのは学生時代だった。互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくても分かる日々。
そして今日。俺は思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。下手に出て、お伺いしてみる。

感想。

まず、これから読む人へ、グロ注意!繰り返す、グロ注意!。タイトルとあらすじからして、どんな恋愛
関係の話になるのかな~とか思ったら、気の狂ったような復讐劇だった。ある事情で車椅子の生活に
なってしまった主人公が、時間と労力を掛けて準備して実施していく様は恐ろしい。

いきなり幸せな日々を壊された主人公は、それからの生活が凄まじいな。協力者がいたのが大きいが、
それでも並大抵のことではない。しかも、その動機が、最後に種明かしをされるが、まあ、そりゃ主人公
にしてみれば重大な思いだよね。その種が異常なのだけれど。

最後の復讐に対する抑止力というか、その人選も、そうなるのかと。妥当だけど気が付かないよね。
4人に復讐していくわけだけど、そいつらにも普通に幸せな人生を送っている奴もいたが、主人公の
復讐の的になるのもやむなし。

一気読みしたということは、面白かったということかな。メディアワークス文庫で書く単巻の入間人間
の作品は、割と一般寄りで(まあ、レーベル自体が一般を意識しているが)電撃とは違うので良い。
個人的にはSFをもっと書いて欲しいな。おなしゃす。


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たったひとつの、ねがい。 (メディアワークス文庫)たったひとつの、ねがい。 (メディアワークス文庫)
(2012/11/22)
入間 人間

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彼女を好きになる12の方法 / 入間人間

kage

2013/08/17 (Sat)

あらすじ。

なんとなく、『彼女』を好きにならないといけない気がする。そのためには『彼女』と一緒にどこかへ出かけたり
遊んだりしないといけない。

感想。

あっさりし過ぎな内容でした。オチも大して面白くなく平凡すぎて・・・・。入間人間氏のメディアワークス文庫
は『昨日は~』『明日も~』『時間の~』についで4作品目ですが、それまでがSFだったが、今回はラブコメ
になるのかな?単なる平凡なリア充の話だよね。

今、大学三年生の主人公が一年生の時から一緒によく過ごしている彼女のことを4年になるまでの一年間
で好きになるようにする話。もう一人のその彼女のことを片思いする男の物語もあり、二人主人公の話。

これ、リア充と非リア充の二人の主人公の話で非リア充は辛いな。しかし、この対比の主人公の構成は
本当に必要だったのか。タイトルの12の方法とは、12ヶ月=1年の1ヶ月ごとのことを言っているのだけ
ど、大して彼女のことを好きになる努力もしてない。というか努力も些細なことすぎるし彼女の協力無しに
はできないことも多い。

結局、知らない間に好きになっているというオチな訳で、そして非リア充は報われない訳で、当然の結果
の結末でした。ページ数も割と少なく一日で読めました。

しかし、クロクロクロックはいつ出るのでしょうか?はよしてくれ。

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彼女を好きになる12の方法 (メディアワークス文庫)彼女を好きになる12の方法 (メディアワークス文庫)
(2012/08/25)
入間 人間

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