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ギリシャ棺の秘密 / エラリー・クイーン

kage

2016/03/18 (Fri)

あらすじ。

盲目の大富豪・ハルキス氏の死が全てのはじまりだった。葬儀は厳かに進行し、遺体は墓地の
地下埋葬室に安置された。だが、直後、壁金庫から氏の遺言状が消えていることが発覚する。
警察の捜索の甲斐もなく、手掛かりさえも見つからない中、大学を卒業してまもないエラリー
は、棺を掘り返すように提案する。

感想。

国名シリーズ第四弾!時系列的には、前3作より前になります。傑作の呼び声高い作品だけ
あって読み応えがあった。あとがきに後期クイーン問題というのがあって、そういう問題がある
のを初めて知ったのだけど、正直、そこまでの繊細さと思考能力とか拘りはないので気にならない。

次々と起こる死体の事件。まだ若いクイーンの推理が犯人の仕掛けにまんまとハマる事態とか
面白かった。そしてスローンによって犯人が確定したかのように見せた真相も、また新たなる
展開に。並列的に起こるのではなく直列的に起こる事件に伴う推理に驚きを隠せません。

確かにローマ、フランス、オランダの3作よりも、ドラマ性というか映画を見ているというか凄い
というしかないのだが。ただ、前振りが凄く長いという稚拙な思いもあります。しかし、その
前振りもないと面白くもないと思う。というのも、タイプライターが大きく犯人の尻尾を掴む手掛かり
になったのを考えると終盤も終盤において、それが出てきたからです。

いつもの読者への挑戦状には、白旗でした。脱帽です。グリムショーとペッパーが顔見知りとか
気づきそうで全く分からなかった。もっと考えながら読まないと勿体ないですね。自分は、つい
物語に身を委ねてしまうので、いけないですね。次の国名シリーズは気を付けます。

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kage


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