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ラプラスの魔女 / 東野圭吾

kage

2015/10/05 (Mon)

あらすじ。

"円華という若い女性のボディーガードを依頼された元警官の武尾は、行動を共にするにつれ彼女には不思議な《力》が備わっているのではと、疑いはじめる。
同じ頃、遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きていた。検証に赴いた地球化学の研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する――。

感想。

面白かったです。だが、東野作品を12・3しか読んでいないけど、その中では中の下です。いつもの東野作品
らしく読みやすく、先が気になる展開が上手く描かれていましたが、話の骨格が早々に分かり、肉付けというか
事件の詳細が早い段階で、推測として明らかになり、その推測が結末でどんでん返しもなく事実だったという
事で、驚きがなかったのが、上記の作品の評価に繋がります。

全ての物理現象を原子の運動量や法則から未来を予測できるというラプラス。そんなことが出来る円華と謙人。
そして、それに関わる大学教授の青江と警備員を面接で落とされた武尾、刑事の中岡と出てきます。
始めに円華の行動による伏線によって、水城義郎の死因の硫化水素も人為的ではないかと、鋭い人は気付く
かもしれません。自分は気付きませんでしたが。

この話は、結構、人間として何かが欠落した人が多く出ている。甘粕才生は、家族を家族と思わず自分の欲望
の為、理想の為に殺してしまう。羽原博士は、娘が自ら言い出したとはいえ自分の好奇心が抑制できず、手術
を娘に施したことなど。物語に没頭すると、何気なく思うが、普通にこいつらおかしいだろと思う。

植物状態から快復した謙人は、凄い。リアルではありえないが、復讐を果たそうとする意思は強い。最後は
どこに行方をくらましたかしらないが、意外とあっさり数理学研究所に戻ってくるのかもね。そういえば水城
の妻も、人間として欠落していたね。

東野作品は、でも安定して面白いと思います。まだまだ読んでいない本があるから読みたいな。
その前に、積読を消化しなくちゃ。

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kage


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