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折れた竜骨 上 / 米澤穂信

kage

2015/07/17 (Fri)

あらすじ。

ロンドンから出帆し、北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナは、放浪の
旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は
恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。

感想。

第64回日本推理作家協会賞受賞作。面白かった。上巻ということで、まだまだ謎が解明されていないが、
普通のミステリーと違い、舞台は中世で魔術や剣が当たり前の世界で、ファンタジーで、いい味出している。

暗殺騎士という謎の人物を突き止める訳だが、暗殺騎士の走狗である候補者8人の中から該当者を見つけ
だし、アミーナの父を殺した犯人を突き止め、最終的に暗殺騎士のエドリックを殺すことが目的だ。魔術同士
の痕跡の探りあいとかいい。魔術といってもラノベみたいな派手ではなく、地味である。

地道な犯人の捜索というか犯人探しは面白いが、上巻の見せ場は小ソロン島の七日の秘密だろう。これで
大ソロン島の人々も犯人の可能性が出てきたということだ。やはり8人の候補者が怪しいとなる。

あと、不死の青年、呪われたデーン人は、どういう役割を担っているのか気になります。なんたってデーン人
が攻めてくるとの話だから。

普通のミステリーと毛色が違うので、伏線が自分には分かりづらいところはありますが、読み手を夢中に
させます。著者の作戦勝ちと力量が出ている作品です。

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kage


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