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キャロリング / 有川浩

kage

2015/05/03 (Sun)

あらすじ。

クリスマスにもたらされるささやかな奇跡の連鎖―。有川浩が贈るハートフル・クリスマス。

感想。

いやー面白かった。出だしでこれは?って思ったけど、見事に繋がった。相変わらずな人間模様の物語
は流石でした。飛び道具ってわけじゃないけど、著者の作品にはあまり出てこない誘拐というシチュが
シリアスなんだけど、誘拐犯の内情を知っているだけに、どこかコメディにも感じられ安心して読めて、作品
の雰囲気も壊していない。

クリスマス倒産の予定の子供服製造メーカーのエンジェル・メーカーで働く大和。そこで事業としてしている
学童保育で預かっている航平の家庭の事情が物語を動かしていく。親の都合で別居するのは子供に
とっては両親どちらも好きなので辛いし理不尽だ。しかし、親も人間。考え方の違いなど価値観の相違
など出てきて上手くいかないことも出てくる。そんな中、別居の父親に会いに行くのに母親の断りもなしに
子供を連れて行く大和と柊子。とくに大和は辛い過去があるし、柊子のためもあるし優しいよね。

みんな辛い過去を抱えて生きているのはやるせない。世間は現実は厳しい。けど、それでも皆頑張ってい
る。赤木ファイナンスの面々もそんな中の人々だ。赤木の面倒見のよさとかうるっとくる。レイも最後は
女同士の心が通じたのか、思いなおしていい感じだ。

大和の心の傷が分かった柊子も辛いが、大和の柊子の気持ちをきちんと話し合い出来てないのが辛い。
最後は、よりを戻すところまではいかないが、確実に新潟で再会して元鞘に戻りそうで何よりだ。

圭子と祐二は離婚してしまったが、大人の決着だった。そうするしかないのだろう。祐二はヘタレかもだ
が男としてのプライドもある。圭子も仕事も家庭も子育ても全てやりたい。ま、祐二の肩を持ちたいが、
でも、客観的にみてやはり祐二の理解力というか包容力というかがないのだろう。

TVドラマを見逃したが、原作を読んで十分堪能出来ました。面白かったです。

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kage


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