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珈琲店タレーランの事件簿(4) ブレイクは五種類のフレーバーで / 岡崎琢磨

kage

2015/04/13 (Mon)

あらすじ。

「主人公はレモンが書店で爆発する場面を想像して、辛気くさい思いを晴らしたんやったな」五年前に失意
の美星を救ったのは、いまは亡き大叔母が仕掛けた小さな”謎”だった。

感想。

シリーズ第四弾!今回は番外編みたいな短篇集。5つの短篇と1つの掌編。どれも楽しめました。この作品
は長篇でも短篇でも楽しめるのでいいですね。ただ、珈琲と関係がない短篇が多々で、その辺は少し残念
だが、コージーミステリとしては良いですね。では各篇の感想を。

■「午後三時までの退屈な風景」
この短篇はオーソドックス。仕事しながらの美星さんの観察眼は鋭いですね。モテない男は辛い。隣席に
いた親子は浅ましいな、不快だ。しかし、その子供の砂糖の件は、少々ご都合主義的で、且つ無理が有り
過ぎ。そこがネック。

■「パリェッタの恋」
叙述トリックを使っているのは、この短篇が初めてだ。まさかの康士と涼子が親子だったとは。それで、瀬古
先生とは一回り年上ということなのね。デカケッター、現実で言うツイッターのトリックは、ツイッターを使用し
たことがないので思いつかなかった。パリェッタの逸話は、色男なのかはたまか。興味深い。

■「消えたプレゼント・ダーツ」
アオヤマさんの謎解きも堂にいってた。恋の力は偉大だ。ダーツにはさほど興味は無いが、面白かった。
トリックを聞けば、簡単だったが、思いつかなかった。

■「可視化するアール・ブリュット」
これが一番面白かった。謎解きには興味は魅かれなかったが、純粋にストーリーに。彼女の芸術に惚れ込
むのは、才能をみれば思うのだろう。「四月は君の嘘」を見て強く思ったが、芸術や音楽をやっている人って
いいよね。若いうちからやっとくべきだったと強く後悔。

■「純喫茶タレーランの庭で」
大叔母の粋な計らいで美星が元気になる話。こんな親戚、いいよね。自分の為に手間隙掛けてしてくれる
ことって、心にくるよね。梶井基次郎の「檸檬」、面白そうだな。

■「リリース/リリーフ」
ミケーネさんの話。掌編だが、良かった。捨ててなくてホッとした。

総評、長篇好きな自分でも、この作品の短篇は楽しめた。珈琲の話、聞きたいな。期待してます。

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珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
(2015/02/05)
岡崎 琢磨

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