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村上海賊の娘(上巻) / 和田竜

kage

2015/02/07 (Sat)

あらすじ。

和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。

感想。

凄く面白かった。時代小説なのですが、読み易く所々に史書を引用して時代考察され、実際もそうなのだ
なと思うと、また一味違って読み応えもある。初の著者の作品。のぼうの城も今度読んでみよう。

景の性格が、武辺一辺倒というわけでもなく性根も優しく、それでいて海賊らしい剛毅で冷たさも備え、
女性らしい容姿も気にする様は愛嬌があり、とくに男を品定めし、輿入れを常に頭に置いている所などは
面白い。そんな、景も一向宗の門徒を大坂に運ぶところから物語が、加速していく。

戦に華を求めて憧れるも、実際に大坂本願寺と織田軍の戦いを目のあたりにして戦の悲劇や皆が
自家存続の為に戦っているという目的に愕然としたところは、まだ子供というところもある。
門徒を極楽往生できると戦に無理にでも赴かせるところに、景は無残に思い、そして大坂まで運んだ
門徒に少し情が入るところもまた、根はいい奴、なのだろう。

眞鍋海賊の七五三兵衛がかっこうよすぎる。泉州侍の気性は見習いたいくらい。面白い奴というのは
確かにいいな。そんな男達に別嬪別嬪と持て囃される景は、調子に乗り過ぎてみててにやけてしまう。
しかし、七五三兵衛の豪快剛毅さには度肝を抜かれる。景とどっちが主人公か分からなくなる。

沼間義清と七五三兵衛の関係もいいな。熱いぜ。そして、村上武吉の親馬鹿振りにはまいったな。
娘は人一倍可愛いのだろうな。毛利家への協力の条件に景の輿入れとはおそれいった。

下巻が凄く楽しみ。流石、本屋大賞と言う部分もあります。たまには時代小説もいいな。

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村上海賊の娘 上巻村上海賊の娘 上巻
(2013/10/22)
和田 竜

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