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さまよう刃 / 東野圭吾

kage

2015/01/05 (Mon)

あらすじ。

自分の子供が殺されたら、あなたは復讐しますか?
長峰重樹の娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見される。犯人を告げる一本の密告電話が長峰の元に入った。それを聞いた長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出す――。遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作。

感想。

はじめから、ぐいぐい惹き込まれた。少年犯罪をテーマに被害者の父親の復讐と心を抉られるような
気持ちを抱かせる物語だった。子供を持つ身であれば共感されられたりするのだろう。そうでなくても
少年法の抱える表裏一体となった被害者の気持ちが汲み取られていないと感じる部分には頭を悩ま
すこと、この物語を読めば感じるだろう。

娘を犯され殺され、二人の少年に復讐する。一人を殺しもう一人を追い詰める。警察も被害者の父
から一転して殺人者となった父を追う。

長峰に情報を提供していたのは誠ではなかったのだな。まんまとミスリードされました。警察も地道に
菅野の逃走経路というか隠れ家を追い追い詰めていくのは根性の賜物である。織部のように長峰に
心情的には肩入れする気持ちも分かる。更生を目的とした少年法の裁きというか処置には被害者
の無念は織り込まれていないというか晴らせない。そこを理解している人が多いので気持ちが浮かば
れるような気持ちになる。

少年犯罪という深いテーマを題材にしている割には、エンタメ寄りの作品で読みやすく敷居は低いの
で、それでいて考えさせられる作品なのでオススメである。東野圭吾の考えさせられる作品は好きだ。
しかし、自分の好み的には中の中の上くらいの感じ。でも、大いに楽しめました。

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