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物語のおわり / 湊かなえ

kage

2014/12/08 (Mon)

あらすじ。

妊娠三ヶ月で癌が発覚した女性、
父親の死を機にプロカメラマンになる夢をあきらめようとする男性……
様々な人生の岐路に立たされた人々が北海道へひとり旅をするなかで
受けとるのはひとつの紙の束。
それは、「空の彼方」という結末の書かれていない物語だった。

感想。

最新作を読むごとに、著者である湊かなえ氏の毒というか怖い切れ味が薄まるというか、救いがある
物語が増えている感じがする。その著者の最新刊行作がこの「物語のおわり」だと思うけど、この作品
は夢を叶えたいと思う人、それを何らかの理由で諦めた人などが読むと余計に感慨深いものがある。
それは誰でもが一度は夢という魔物というか希望に心ときめき、夢に向かって進んでいった自分を
想像するだろう。

「空の彼方」とう短篇小説あるいは手記が、それを書いた人の孫が旅先の北海道を舞台に旅人に
リレー形式で受け継がれ、それぞれの抱える事情や悩みをその短篇小説あるいは手記の結末から
想像の翼を広げ思いを馳せる。

旅人がいろいろな事情を抱えながら、自分を見つめなおすことを含め、北海道にゆかりをもつがゆえ
旅をしに。どれも良かった。あの時ああすれば、こうすればなんてことは誰でもあるが、この短篇小説
あるいは手記を読んで、自分の考えを見つめ改める。いい話だよな。

「空の彼方」は結末は明かされないと思っていたが、しっかりと結末があり安心したし良いエンドだ
った。萌もこの旅を通して自分の行いを見つめ直し、自分なりの回答を見つけ進みだすだろう。
オススメできる物語でした。

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物語のおわり物語のおわり
(2014/10/07)
湊 かなえ

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この記事へのコメント

kage

一作ごとに自分ならどうするだろうと考えながら読んでいったので、
心理小説としても堪能できました。
刺激を求めて手に取ると物足りないかも知れませんが、
年の瀬に読むに適した読後感の良い作品になっていると思います。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

Posted at 14:43:17 2015/12/22 by 藍色

この記事へのコメント

kage

Re: タイトルなし

年の瀬に良い作品ですよね


> 一作ごとに自分ならどうするだろうと考えながら読んでいったので、
> 心理小説としても堪能できました。
> 刺激を求めて手に取ると物足りないかも知れませんが、
> 年の瀬に読むに適した読後感の良い作品になっていると思います。
> トラックバックさせていただきました。
> トラックバックお待ちしていますね。

Posted at 23:00:35 2015/12/22 by こげぱん

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