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アオイハルノスベテ / 庵田定夏

kage

2014/11/30 (Sun)

あらすじ。

輪月高校に入学した生徒だけが発症する不思議な力《シンドローム》。その力で横須賀浩人は、
強制的に時間を巻き戻されてしまった。どうしてこんな状況になったのか、誰の力が原因なのか
も分からない。

感想。

面白かった。タイトルから青春がテーマな感じがしてたが、まさにその通り!凄く青春してた。そ
して熱い物語でした。異能を軸に学校全体がクラスが異様な空気に包まれ、生徒達の心の動き
が、現代の生徒達の異様な空気とも感じ取れる様がリアリティを感じさせる描写でした。

輪月高校に入学した横須賀浩人。輪月高校の生徒しか使えない見えない《シンドローム》で、
高校卒業後に死んでしまう浩人は《シンドローム》で再び高校三年間をやり直すことに。どういう
原因でそうなったかは謎で、次第に・・・・・・。

輪月高校の新一年生は、次第に《シンドローム》に目覚めるものが出てきて盛り上がるのは分かる
なー。でもそれが、高校卒業後には力を失い、力が見えなくなるということで、勉強に集中したいとか
関わりたくないといことで、異能を遠ざける。その異能を避ける生徒達の行動は、いじめの原理に
近いものが合って辛いものがある。美帆が盗みの濡れ衣を着せられたりして不登校になるのなんて
、いくら透明人間になれる異能を持っているからといってそれは酷すぎるよな。他にも異能が好きな
だけで忌避されるのは読んでいて心が締め付けられた。

しかし、再び高校生活終了後も死ぬ運命の浩人は、死ぬ気で高校生活を自分の過ごしやすいように
変える!という意識改革を果たし異能の凄さ、無害さをクラスに訴える企画は素晴らしい。美帆も
きちんと登校するようになったし、協力者がいることが救いになった。死ぬ気で自分を変えていかない
といけない。周りを変えるのではなく自分を変える。難しいことだが、そうだなと思った。

とても前向きになれる物語だ。角度を変えると学校で辛い経験のある人は身を痛めつける物語でも
あるが、浩人の熱い想いが感じられれば前向きになれる気がする。《シンドローム》にこだわること
なく、タイトルの青春を遺憾なく発揮した物語になってほしい。

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(2014/08/30)
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