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怪笑小説 / 東野圭吾

kage

2014/11/26 (Wed)

あらすじ。

年金暮らしの老女が芸能人の”おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おっかけバアさん」
、”タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命をかける男の「超たぬき
理論」など多彩な味付けの傑作短篇集

感想。

東野圭吾と言えばミステリーだが、こういうちょっとブラックでなんともおかしい短篇も書くのだなと思っ
た。どれも、おかしな感じの人間が出てきて面白い。だが、個人的にはやはりミステリー長篇が好み。
短篇集は数少ないが色々な作品を読んだが、若干テイストが筒井康隆に似ていると感じた。

好きなのは「超たぬき理論」。TV番組でUFOを信じる人との討論でことごとく、たぬきであると言いくる
めていくのは面白い。故事や逸話からそれを引用していくところも面白い。そして「あるジーサンに線香
を」も良かった。自分もおっさんど真ん中であるが、若返ったらきっと恋したくなるよなと思う。

他にも「動物家族」などは悲惨な家族状況だ。自分の部屋がなく階段の踊り場にて勉強するとか、大
切な標本を壊されるとか辛い。

ブラックでどこか人間の醜いところを浮き出させているのは、著者の上手さだ。それを見事に小説へと
昇華させた。あとがきで東野圭吾は猫をかぶっていたとあるが、長篇しか読んだ事無いのであれば
そう感じる、実際自分もそうだった。個人的好みは断然に長篇だが、他の短篇集も読まないわけに
いかない。他も楽しみだ。

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