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白夜行 / 東野圭吾

kage

2014/11/20 (Thu)

あらすじ。

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長篇。

感想。

凄く面白かった。重厚な感じで読み応えがあった。大阪の質屋の男が殺されたことから端を発した物語
は、二人の物語の始まりでもある。亮司と雪穂の物語だが、語り部というか視点は常に第三者を介して
居ることが多く、二人の行動は謎が多い。

雪穂の周りにはいつも雪穂に都合の良いことが起こる。しかし、それは一見して雪穂の魔性のなせる
わざか、偶然か。しかし、常に雪穂を陰からサポートする桐原亮司の存在が。それが、次第に見えてき
て、といっても中学のときの小物入れで繋がりがあるのは勘付きましたが。しかし、二人はどす黒い
道を生きている。何を目的としているのかは不明で、しかし、そういう生き方しか出来ないというのは
分かるが、やはり目的が何なのか不明なのが消化不良か。

そして、笹垣が西本雪穂に着目した理由をもう少し、何か切っ掛けが欲しいところ。ダクトの件とか
いろいろ面白かったが、そういった理由の前に西本雪穂に着目した記述があるので気になります。
しかし、笹垣の執念は大したものだ。追い詰めたのだから。そして桐原亮司が最後に限ってなぜ
簡単に姿を見破られてしまったのか。ふむ、最後の雪穂の態度も見事に演技を超えた演技で凄い。
それもこれも壮絶な幼少期の体験からの現在までの生き様がそうさせたのだろう。

いつ交わるのか気になって読み進めましたが、こんな結末に驚き。常に亮司と雪穂の繋がりを
微かに感じながら章を進んでいく感じはぞくぞくします。凄く面白かったです。

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