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豆の上で眠る / 湊かなえ

kage

2014/09/21 (Sun)

あらすじ。

行方不明になった姉。真偽の境界線から、逃れられない妹――。あなたの「価値観」を激しく揺さぶる、
究極の謎(ミステリー)。私だけが、間違っているの? 13年前に起こった姉の失踪事件。大学生になった
今でも、妹の心には「違和感」が残り続けていた。

感想。

アンデルセン童話からとったタイトル。お姫様なら布団七枚重ねても布団の下の豆がわかる、よくわからん。
そんな童話を気に入っていた結衣子。最近の湊作品はグロくない。けどエグさは相変わらずだ。人をリアル
に描写する。が、今回は結末は衝撃的だったが、設定は無理がある。そこが欠点か。

大学生の結衣子が、実家に帰る。昔、姉が行方不明になった事件を回想する物語進行です。そこで
次第に隠された真実にぶちあたる。

昨今の犯罪事情をモロに反映している。そして、娘が行方不明になった家族、特に母親の行動がリアル
だった。しかし、娘を猫を使って知らない家を次々と訪問させるのは嫌悪感を抱かせる。そのせいで友達
を失う。辛い。

行方不明になる前の姉、行方不明から発見された後の姉、どっちが本物か。血の繋がりか育った年数
か。どっちも違和感が付きまとう。しかし、ずっと両親に事情を隠されていた結衣子の気持ちは完全に
家族不信になるよな。一番の被害者ではないのか。ある意味。いや、関係者は皆、不幸だ。

イヤミスとしては十分ですが、何故か湊作品としてのハードルの高さが評価を辛くする。ミステリでない
から伏線みたいなのがないのだけど、そういう手法も取り入れても良いかも。しかし、持ち味のイヤミス
は健在だった。このご時世に背筋にぞっとする物語だった。

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豆の上で眠る豆の上で眠る
(2014/03/28)
湊 かなえ

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