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片想い / 東野圭吾

kage

2014/05/16 (Fri)

あらすじ。

大学時代のアメフト部の同窓会に西脇哲朗は出掛けた。その帰りに同窓会に出席していなかった日浦美月
と出会う。なんと日浦は・・・・・・

感想。

久々の東野圭吾で6作品目。やっぱ、東野圭吾は面白いなー。長編は読み応えあります。扱っている題
材が割とデリケートな問題だった。性同一性障害を扱っている。日浦がそうなのだが、全然、日浦の思いが
共感できないのは無理も無いのだが、そういう思いをしている人は複雑で自分は何者なのかに苦悩する
日々を過ごしていると思うと辛いな。

日浦は殺人を犯したと西脇に自分の性同一性障害のことと共に告白した。そこから物語が動き出す。
日浦の事件を調べて行くうちに、隠されていた日浦と同じ悩みを持つ人たちの取り組みに気づいてしまう。
それは事件に関与して、犯人はその取り組みの首謀者だった。

理沙子などは西脇には良い感情は抱いていないのは理解する。西脇も少しエゴが過ぎた。そんな中で
の夫婦での捜索は割りと普通にいったのは大人だったということか。タイトエンドの切れ者の早田との
やり取りというかどちらが事件を解決するかってのは結局二人はチームメイトの絆で手を打ったってと
ころが悪くないかも。

男か女か、どちらがどちらでもないメビウスの輪みたいなもの。男とはこうあるべき、女のとはこうあるべき
みたいな概念は性同一性障害の人には壁というか邪魔というか振り回される。自分は自分いう個性であ
る。それが自分。ということなのだろう。

事件は悲しい結末を迎え、西脇夫婦も上手くはいっていないが解決をみた。日浦は生きた。
とても面白かったです。ただ、題材がデリケートでぴんとこないのであれだが、もっと深く考えさせられる
問題提起みたいなものが欲しかった(自分が気づかなかっただけかも)。「手紙」みたいに。

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