望郷 / 湊かなえ
2014/05/11 (Sun)
あらすじ。瀬戸内海にある白綱島での連作短篇集。
感想。
湊かなえの短篇集といえば、この「望郷」「サファイア」と思うが、好みは「サファイア」。イヤミスらしい内容
でしたが、短篇であることと湊かなえを何冊か読んでいると何か既視感を感じてしまう内容でした。
個人的には普通でした。やはり長編のが好きかな。
救いのある内容もあるので読後感は思ったより悪くない。しかし、殺人にいじめと扱っている題材は重い。
連作とはいうものの登場人物には繋がりは無く、白綱島に出身の人たちの物語で、田舎の話。しょっぱなの
みかんの花はおかんや姉の心理や雲の糸ヒロタカの心理など辛いものがある。
日本推理作家協会賞(短篇部門)を貰っているものも含め、面白いが湊かなえ作品ではやや下の印象。
あと、「花の鎖」「高校入試」「豆の~」を読めば湊かなえはコンプリート。楽しみだな。
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この記事へのコメント
この方の作品は濃いブラックさが独特です。
それにしては、くどすぎず、なんか懐かしいような不思議な感じです。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
Posted at 13:11:02 2014/08/22 by 藍色
この記事へのコメント
Re: タイトルなし
ブラックさや人間のドロっとした部分をよく現してますよね。
面白いです。
Posted at 16:25:23 2014/08/22 by こげぱん
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「望郷」湊かなえ
日本推理作家協会賞受賞!心に刺さる連作短篇集。
島に生まれ育った人々の、島を愛し島を憎む複雑な心模様が生み出すさまざまな事件。推協賞短編部門受賞作「海の星」ほか傑作全六編。
「みかんの花」「海の星」「夢の国」「雲の糸」「石の十字架」「光の航路」六編収録。
瀬戸内海に浮かぶ「白綱島」を舞台にした連作短編集。
孤島を舞台とした閉塞感が、シチュエーションものみたいな感じを醸し出しています。...
2014.08.22 (Fri) | 粋な提案
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