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終わる世界のアルバム / 杉井光

kage

2014/04/08 (Tue)

あらすじ。

前触れもなく人間が消滅し、その痕跡も、周囲の人々の記憶からも消え去ってしまう世界。人々は普段通り
の生活を続けながらゆるやかに訪れる世界の終わりを待っている。

感想。

すでに設定から切ない感じが半端なかった。そしてやはり切ない。物語は綺麗な感じで纏められている。
ところどころ突っ込みたいところはあったが、次々と人間が消えていく様はやはりやるせない。

主人公だけが、消えた人間を覚えているという能力?がある。親しい人間が消えていくのは凄く寂しい。
が、主人公は自分に寂しくないと暗示でもかけているかのごとく気持ちの整理をしていたが、恭子さんの
消えていく様を見届けると、そんな暗示もどこえやら。今まで寂しさにきちんと向き合ってこない中、それは
大変な衝撃が襲ってきた。切ないよなー。

ふと、クラスメイトの少女に気が付いたところから物語が加速する。その少女は、何故か影が薄い。
まあ、それはカメラに由来するところが大きいのだが、でも、主人公との思い出というか触れ合いが少女
を物悲しくさせる。演出は上手いです。ただ、少女との関係性がもう少し濃くてもいい気がした。

やたらと風景や状況描写が多く、雰囲気は出た。一般向けを意識しつつラノベ臭を残す作品。単巻もの
で読みやすいく、隙間時間にもってこいです。

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終わる世界のアルバム (メディアワークス文庫)終わる世界のアルバム (メディアワークス文庫)
(2012/10/25)
杉井 光

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