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死ねばいいのに / 京極夏彦

kage

2014/01/19 (Sun)

あらすじ。

死んだ女のことを教えてくれないか。三ヶ月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。
突如現れた無礼な男が、彼女のことを私に尋ねる。私は彼女の何を知っていたというのだろう。

感想。

面白かったです。京極作品は2作品目です。人間の闇と言うか負の部分に深く切り込んでいく様が末恐ろしい。
登場人物が、今の境遇に不満を持つ人ばかり。人間誰しもが不満や不平を持っている、どのような立場の人
でも。

その不満がケンヤによって深く抉られ追及されていく。鹿島亜佐美の関係者達が。鹿島亜佐美はかなり不遇
な人生を歩んでいる。だが、ケンヤの証言によると彼女は幸せだったという。しかし、死の恐怖もなく、ケンヤ
に意外に素直と言ういうか、すんなり、意外な・・・・。

殺された鹿島亜佐美の関係者、愛人、隣人、情夫、母親、警察官、弁護士と出てきます。だれもが亜佐美を
思っていたというも、結局は自分のことばかりを話す。誰も亜佐美のことなんかよくは知らない。こういう所が
凄く、深い。人間の本質というか人間は自分のことばかりを考えているのだなと、納得してしまう。

前に読んだ「厭な小説」もそうだが、京極作品は、人間を描いている。興味深いです。他の作品も読みたい。

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