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横道世之介 / 吉田修一

kage

2014/01/02 (Thu)

あらすじ。

大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会
いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い・・・・・。

感想。

第七回本屋大賞第三位。面白かったです。どこか憎めない気の良い横道世之介が大学進学のため上京して、
大学の一年生の期間を切り取った青春物語。平凡だけど、様々な出会いがあり、それだけでなく主要登場人物
のその後までも描くことで物語の深みと哀愁も感じさせる構成は良かったです。

同じアパートの小暮さんも入学早々で出会った倉持と阿久津もどこかリアルにいそうな感じが良い。倉持と阿久
津がまさかの結婚になるとは。そしてその後もなんか悲哀にみちている。でも、横道は気の良いことろで彼ら
彼女らと過ごしていくのは平凡な学生生活なのだけれども何故か読み応えがあった。

加藤も、性癖が特殊だけど悪い奴ではない。クーラー目当てでくる横道を自由にさせているのだから。しかし、
お嬢様は、まずどこに横道のよさを感じたのか。でも案外お似合いな二人なんだよね。あの海岸での出来事
がその後の人生に影響しているのだとは驚きだ。

そしてあの写真、と手紙。感動的です。お嬢様も横道のことを良く思っていてくれてカタルシスが味わえます。
横道の善行で不運にもああいう結末になってしまうもみんなに思われている横道は幸せ者です。

映画化されたわけですが映像媒体ではどうなるのかも興味はあります。機会があれば見てみたいです。

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