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つやのよる / 井上荒野

kage

2013/11/03 (Sun)

あらすじ。

男ぐるいの女がひとり、死の床についている。その名は艶。夫・松生は、かつて妻子を捨て艶と出奔したの
だった。艶の危篤を、彼女が関係した男たちへ告げずにはいられない松生。

感想。

はじめましての作家さん。映画化されたので手にとってみました。女性の複雑な心境と言うか、自分の男が
関係した過去の女(艶)のことを知らされ、どう思うのかということが奇妙だった。艶と関係した男たちの
物語であるが、それはその男達の”女”の物語でもある、その女の視点から物語は綴られる。

艶という男ぐるいの女性がキーになっているわけだが、この艶についてはそれほどパーソナルな部分は描かれ
てない。そこが神秘さを煽るものの、物語の多少の単純さも感じさせる。ただ、艶と関係した男達の女たちは
一筋縄ではいかない。

六篇の女性達の視点からの物語と艶の夫の松生の全7篇からで構成されており、それぞれ、艶との観点
からの部分は物足りなさは否めないが、平凡な人生ではないところの女性達は興味深い。ただ、奇妙な
感じでのドロドロ感とあっさり感がない交ぜになった読後感が、不思議な感じもするが総合的に判断する
と普通である。

もう少し、物語にびっくり感がほしかったかなと。若しくは共感できる何かがあればと。女性には受ける
とは思います。自分の妻の元の男に危篤を報せる行動がまず理解不明。

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