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風の海 迷宮の岸 十二国記 / 小野不由美

kage

2013/10/09 (Wed)

あらすじ。

幼き麒麟に迫り来る決断の時。神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。その一つ戴国麒麟の泰麒
は、天地を揺るがす<蝕>で蓬莱に流され、人の子として育った。

感想。

いやー面白い面白い。「魔性の子」の高里の話であり、この巻の主役である泰麒の話。幼いが故もあるが、
愛情をしっかりと注がれて育ていない心優しき麒麟は、蓬莱で育った影響でか転変が出来なかったり、折伏
出来なかったりと悩む様は、まさしく仁に生きる麒麟である。

女怪の情は深いというが、その通りだな。女怪は特に蓬莱から来た直ぐの泰麒には有難いし、必要だ。
景麒との話も、不器用だけれど誠実な景麒とは上手く馴染めて微笑ましい。玉葉の采配も上手く行ったし、
慶国の事情を悪化してしまった一因でもある訳だが。まあ、それが元で陽子の登場となるわけか。

驍宗と李斎は二人とも軍人とはいえ爽やかな人となりで心地いい。直ぐに泰麒と打ち解ける当たりは泰麒
も人前とかが慣れてきたとはいえ人徳か。そんな二人が王となりそうと考えるのは、まあ、普通だが、しかし
天啓が降りてこないというのに選んでしまった。構成が上手いな~、今までの泰麒ではありえるが、しかし
驍宗と離れたくない一心で天を裏切ってします。

しかし、見事、麒麟の特性がそれを覆し、裏切りではないと安心する。驍宗も天啓を受けてないと聞いても
うろたえない所が器の大きさを感じる。読み応えあったなー。伝説の妖獣を使令としたところも二人の
コンビプレイとなってていいね。

まだエピソード2だが、これから先も楽しみだ。昔のラノベは質が高いよね。今の粗製濫造。でも市場は
小説のジャンルでは高い。次のエピソード3が楽しみ楽しみ。

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風の海 迷宮の岸  十二国記 (新潮文庫 お 37-54 十二国記)風の海 迷宮の岸 十二国記 (新潮文庫 お 37-54 十二国記)
(2012/09/28)
小野 不由美

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