2017 07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 09

ふがいない僕は空を見た / 窪美澄

kage

2013/10/07 (Mon)

あらすじ。

高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲
だけではなくなってきたことに気づくのだが。

感想。

2011年本屋大賞2位、山本周五郎賞受賞。面白かった、はじめのミクマリを読んでエロいだけ?と
思ってたけど、どんどん読み進めるうちに次第に読み手が止まらなくなってきた。章ごとに人物が変わり
、それぞれの視点からそしてその人物の抱える悩みが描かれている。各章は斉藤くんの周囲の人物であり
、密度の濃い物語であって、これは凄いと思った。

はじめのミクマリは「女による女のためのR-18文学賞大賞」を受賞だけあって強烈でした。性描写も過激
でした。2章でその主婦の物語なのだが、なんとなくこの主婦のありがちとは言わないまでも、ありえる家庭
環境や不妊への悩みがリアル。そこで高校生との関係を持つことは女性の気持ちなのだろう。

セイタカは不憫だな。田岡さんは性癖さえなければいい人なのにな。セイタカはいいやつだけど、なぜ
あくつと斉藤の写真をばら撒いているのか。あくつが斉藤を片思いしていて、主婦との性交の写真を見た
から、許せない的な行為なのかな。

みなが悩みを抱えている。それが人生において影響を与える様は鮮烈であり、ふがいない僕たちは途方に
暮れる事もでてくるのだろう。しかし、生きていることは悪いことばかりでない。と僕たちは思いたい。
そんな登場人物たちが直面する問題に対する思いは、作者の実力で上手に書かれている。
面白かったです。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)
(2012/09/28)
窪 美澄

商品詳細を見る

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック