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僕と『彼女』の首なし死体 / 白石かおる

kage

2013/10/02 (Wed)

あらすじ。

僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある
「知らせ」を待っている。だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を
切り取って公園に遺棄した。

感想。

第29回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作。冒頭から女性の首(死体の)を持って渋谷のハチ公前に
置いていくという衝撃的なスタートから始まり興味を惹いた。そしてどんどん読み手が止まらなかった。
流石受賞作だけあるなと。

しかし、そういった状況の中、主人公が何気なく日常を過ぎていく様は若干退屈だった。勿論、突然早々に
犯人から電話があったりと気を引き締められたが、こちらが想像して期待したジェットコースター的な展開に
は違ったみたいだった。まあ、この物語の刑事物語的な性格ではない所からしてやむを得ないのであるが。

解説の坂東眞砂子の評では、主人公が超然として冷静でいるのが嫌味だ。と書いてあったことは読んで、
なるほどなとは思った。ただ、一般小説によくある何か不幸を抱えた主人公では無い点はストレスを感じる
ことがなく良い点でもあるなと感じた。しかし、仕事が出来すぎるのはやややり過ぎ感はある。

ラノベ出身の作者であるが、ラノベもあまり出してないみたいだし、そろそろラノベも出してみて欲しい。
しかし、この著書も面白いし一般でも良いのでまたミステリがいいな。ただ、多くの読者がこの著書の犯人
に割りと早く気づいてしまうようなことはなるべく避けるかして欲しい。

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(2012/09/25)
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