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夢を与える / 綿矢りさ

kage

2013/09/24 (Tue)

あらすじ。

幼い頃からチャイルドモデルをしていた美しく健やかな少女・夕子。中学入学と同時に大手芸能事務所
に入った夕子は、母親の念願どおり、ついにブレイクする。

感想。

芥川賞受賞後第一作。「インストール」「蹴りたい背中」「勝手にふるえてろ」に続き4作目。作風も大人
を感じさせます。他の作品と違いダークな部分もあり、救いもなし。しかし、面白かったが正晃に会うまで
が長い長い、それまでは正直読むのがちと苦痛でした。

フランス人の父親と日本人の母との間に生まれた夕子は、幼い頃から可愛くチャイルドモデルとしていた
が、あるときCMに抜擢され、そこから次第に芸能界に関わっていきブレイクを果たす。順風満帆だったが
一人の無名のダンサーと出会い、落ちて行く。

少女は大抵恋愛禁止とかになるのかな、芸能界って。アイドルではないけどCMとかのイメージ上必要
だと。現実でも有り得そうだ。そして、子供の頃から大人に囲まれて育ったが故に同年代の人間を子供
に見えてしまうのもしょうがないよね。それも現実味がある。

夕子は、ネットに淫らな動画をUPさせられるという自業自得だけど、母親が不憫すぎる。夫には浮気
同然に他の女と過ごされるし、夕子の事とはいえ仕事に掛かりきりになる。望んでやっているわけだけど
夕子の行動を見ると報われなさ過ぎる。それでも見捨てないのは流石母親です。

「インストール」「蹴りたい背中」は若々しい感性が溢れてた。「勝手にふるえてろ」はオタク女子の
恋愛がなんか少し滑稽で良かった。今回のは、初の長編ということで、やや冗長な感も否めないし、
他の作品で見せた主人公の心理描写が冴えてない感じ。でも、悪くはなかった。

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