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鳥葬-まだ人間じゃない- / 江波光則

kage

2013/06/29 (Sat)

あらすじ。

幼なじみの八尋が死んだ。ラブホテルで首を吊って。他殺か?自殺か?事件の前日、主人公・陵司に
送られてきた「過去に殺される」というメール。ある日届いた、「次はお前を殺す」というメッセージ。

感想。

ガガガが擁する作家の中で双璧と自分は考える江波氏の作品は面白い。一般でも通用する作風だと思い
ます。ちなみにもう一人の双璧は田中ロミオです。ミステリ風味に、というかミステリ構成でストーリーは
展開していく様は惹き付けられ、ぐいぐいとページを繰る手は止まらなかった。今回は、情報社会の暗部
を現代のコミュニケーションツールの最たるものSNSを題材にして表現していた。というかSNSで疲れて
いる人には読んでいてあるあるかもしれないかも。

幼なじみが死んだ、その葬儀で同じ幼なじみの桜香と話、死んだ八尋が他殺なんじゃないかと疑問を持ち
独自の捜索に乗り出す。そして、自分の写真をつかいSNSをやっている事が発覚して・・・・。

人を殺してしまった過去を重荷に感じる陵司、虐められることが嫌で自分に武器を持ちたい八尋が過去を
交換というか、人殺しの過去を八尋に譲るという行為が、その後の二人に影響大。対人関係に難色を示す
5人の男女。それぞれが対人関係に難があるも独特な処世術で過ごすさまは、なんか複雑だ。

鳥葬というタイトルはプロメテウス(神話の)を意識しているさまは作中に出てたな。しかし、言いたいのは
やはりSNSの誰にでも簡単に情報発信し情報の共有が出来るところの怖さを表しているし、八尋の行為
は誰しもが起こしえる?訳でもないが気持ちはわかるだろうかも。

早く次の作品を所望します。

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鳥葬 -まだ人間じゃない- (ガガガ文庫)鳥葬 -まだ人間じゃない- (ガガガ文庫)
(2013/05/17)
江波 光則

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