2017 09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 11

あるキング / 伊坂幸太郎

kage

2013/05/19 (Sun)

あらすじ。

バットを持った孤独な王様が、みんなのために本塁打を打つ、そういう物語。

感想。

野球の王の話。ある天才バッターの生涯の話。今更ながら伊坂幸太郎作品ははじめましてです。そういう中で
この作品は、今までの伊坂幸太郎作品とは一味違うとの評価が多いみたいですが、その違いがわかりません。
ただ、伊坂さんは伏線の回収が上手い方という印象があるのですが、そこは流石という印象でした。

熱烈な仙醍キングスファンの両親から生まれた山田王求。幼少の頃から天賦の才の片鱗をみせ両親に鍛え
られ自主的に熱心に練習したりして小学生から圧倒的な天才バッターとして育つ。しかし、野球も強打者ゆえ
に敬遠も多い。いろいろな人物からの視点で王求の人物像やエピソードを語られる。父親はマクベスに影響
を受けまさかの事態。そして王求も。

フェアかファアルか、何が善で何が悪かは人によって違う。しかし、迷ってもいられない。そんな時は頑張る。
我を張れ。フェアだ走れ!と信じて走る。王求みたいに何がきっかけであの結末が起こるか予想できない。
しかし、野球に関しては、人物にも恵まれプロになれたのはひとえに王求の才能だけでは難しい。

ダークな大人の伝記のような童話のようなそんな話。シェークスピアのマクベスを読んでいるとより楽しめる
作品。自分は読んでいないのですこぶる残念なでした。が、作品は読んでいなくても面白かったです。
他の作品もすごく読んでみたいです。

しかし、人によって善悪が違うとはいえ、今の世の中、個人的で規模の小さなことしかその価値観は通用
しないような感じだと思われる。言い分はなんとなく理解できるのだが。まあ、複雑な現代は、小さい
ことの善悪が人間関係や仕事などに影響を与える訳で、大きいことは尚更であり、取捨選択は大事です。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

あるキング (徳間文庫)あるキング (徳間文庫)
(2012/08/03)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック