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魔性の子 十二国記 / 小野不由美

kage

2013/03/09 (Sat)

あらすじ。

教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に
重なった。彼を虐めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、
”神隠し”を体験したことに関わっているのか。

感想。

今更ながら十二国記を初読みです。完全版で新潮文庫で丁度出るので良いタイミングでした。十二国記はア
ニメで見たことはありますが、このエピソード0である。魔性の子は全くの初めてです。いやー、面白かった。
ファンタジーではあるも、ホラー要素は割りと多めにありました。そして、ただのホラー要素のあるファンタジー
ではなくて、誰もが自分の居る場所(世界)があるという幻想を持っている時期がありますが(中二病的にも)
、そういう部分を切なくリアルに描いてもいます。

教育実習生の広瀬は、周囲に馴染めない高里を気に掛ける。高里を虐める者は誰彼構わず不慮の事故に遭
う。次々と死傷者が出る中で、高里はだんだん自分の居場所がなくなっていき・・・・・・。そして異世界からの
迎えが。

これが、ラノベで出ていたのは凄いよね。少女小説はこの十二国記や彩雲国物語や流血女神伝など重厚
で壮大なのがあり昔は特に凄いよね。最近の少女小説は、そういうのが少ないのが寂しいです。

結構人が死んでたな。ってか妖魔が麒麟を守るためとはいえ、敵と見做した人をやたらと度を越す報復を
繰り返すのは凄まじいな。そして広瀬は、自分と似ていると錯覚する高里に自分のエゴを押し通すところ
は、まあね。高里の同級生も虐めたり無視したり追従したり信仰めいたことしたりと、恐怖からの行動
でもあるのだけれど、人間てこんなもんだよね。広瀬はやはり唯一の味方だ。

凄い面白かった。これから完全版を順次読んでいくのが楽しみです。

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