2017 09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 11

宵山万華鏡 / 森見登美彦

kage

2013/02/09 (Sat)

あらすじ。

一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は、”宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。
次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」とは?宵山金魚含む全6編。

感想。

森見作品は、「夜は短し~」に次いで2作品目。相変わらずの京都を舞台(今回は祇園祭の宵山)で、京都
って魅力的な街だなっていつも思います。”森見ファンタジー”独特でいいです。夜は~に比べれば、コミカル
ではなく、若干ホラー要素?みたいなもの感じ、夜に読んでたので気が引き締まった。

全6編で、「宵山姉妹」と「宵山万華鏡」、「宵山金魚」と「宵山劇場」、「宵山回廊」と「宵山迷宮」がそれぞ
れで対になりひとつの物語になる。夜は~に一番近く、ノリが似てるのが「宵山金魚」と「宵山劇場」である。
乙川が、藤田を騙す。そしてその舞台裏の話となるわけだが、それが、ドタバタして夜は~で言えば偏屈王
の所が近い。確かに山田川が偏屈王の舞台に関係しているので、繋がりがあるんだろう。

「宵山姉妹」と「宵山万華鏡」、「宵山回廊」と「宵山迷宮」は、宵山様に翻弄されるというか怖さを知る話。
無邪気で永遠と宵山を繰り返す宵山様は、魅力的だけど恐ろしい。祭りに住む不思議な存在である意味神
様であるだろう、それとも精霊?そんな歴史ある祭りは京都らしく、森見作品の魅力ある筆致が幻想的な
雰囲気を醸し出している。

作品が上手くリンクしており祇園祭宵山を舞台に、万華鏡のような見方を変える物語が面白かった。
夜は~とは少し違った感じが少し新鮮でした。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

宵山万華鏡 (集英社文庫)宵山万華鏡 (集英社文庫)
(2012/06/26)
森見 登美彦

商品詳細を見る




コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック