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時生 / 東野圭吾

kage

2013/02/01 (Fri)

あらすじ。

不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との
想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた
恋人・千鶴の行方を追った。

感想。

面白かった・・・・・・が、自分がネットで漁った前評判ほどは感動しなかった。自分に子供がいたら、また少し
違った思いを感じただろう。でも、生きていることの素晴らしさや、生んでくれる親への感謝みたいなことは
伝わったし、拓実の親としての気持ちも良かった。

不満点は、少し物語が冗長だった気がした。もう少しコンパクトにしてもいいし、拓実と麗子の馴れ初めからの
交流にももっと焦点を当ててもいいと思った。だってトキオの命懸けだしね。千鶴との想い出は、一つの事件と
しては面白かったし、拓実を立ち直らせた切っ掛けとなるものであったのだからとは思うも、やはりトキオとの
過ごした時間が大きいと思うから、そこら辺の部分も何かメッセージ性をもう少し欲しかったかな。

これ、ループものになるのかな。そうくるかと、そうでないと花やしきは確かに説明がつかないか。
若い頃の拓実は、ほんとどうしようもないな。少しイラっとくるな。人懐っこいところは感じるが、トキオの言う
ことや千鶴の言うことなど聞きやしない。行動力はあるも無茶はする、トキオが苦労するわけだ。拓実自身
の出生のことも分かり、東條を許す。養子に出されたことなど考えると簡単には許せない。でも、しっかりと
トキオの言うことも飲み込み、改めるところなど成長した部分も良かったな。

いや、メッセージ性と上記に書いたが、それはもっと明確な提示という形でほしかったと思う。というの
も何かもっと考えさせるようなところが欲しい。この作品は親子の絆とか生に対する思いとか、他にもある
のだろうけど、もっと強烈な何かがあればよかったと思う次第。

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時生 (講談社文庫)時生 (講談社文庫)
(2005/08/12)
東野 圭吾

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