別冊図書館戦争 Ⅱ / 有川浩

2013/01/28 (Mon)
あらすじ。”タイムマシンがあったらいつに戻りたい?”という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。黙々と仕事をしている
副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた。「大学の頃、
かな」。
感想。
別冊Ⅰより、Ⅱの方が好みかな。Ⅰよりビターな感じがしたし、大人で切ない感じがした。特に緒形副隊長
と短篇の「ウェイティング・ハピネス」なんかもそんな感じがして、最後の締めにはもってこいだったな。
堂上と郁の、堂上の若い頃の話の回は、いい雰囲気の二人に、いやー、熱々だなとか。
緒形は、委員会出身だったのな。そりゃ異色の出自、直ぐには信頼を得るのは難しいよね。しかし、それで
彼女と別れることになるのは辛い。やはり隠し事というのがよくないなー、恋人とかに。自分は緒形の気持ち
は分かるので、緒形がそういう隠すのもわかる。しかし、健気に給与振込口座にするとか律儀だな。そんな
緒形に最後に会いに行くというのは、話があったのはいいね。
手塚と柴崎の話も良かった。柴崎のデレは破壊力あったな。しかし、女性は自分の好きな男性が、知り合い
とかの女性に振られたり、知り合いが同じ人を好きになったりすると性格悪くなるな。そういう話は割りと
漫画や小説で散見する気がするが、おそろしい世界だな。自分は友達とか少ないからか男同士ではそういう
話はないと思う。多分。
折口と玄田隊長はどうなるのか。そこんとこも、見届けさせて締めて欲しかったが、まあそこはあっさり
と玄田隊長の告白で結ばれるんだろうな。

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