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贖罪 / 湊かなえ

kage

2013/01/09 (Wed)

あらすじ。

15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子
は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りと
なる。

感想。

いやー、ぞくぞくした後味の悪さがありました。『告白』より衝撃はないが、読後感の悪さはこちら
のが悪いです。”イヤミス”というジャンルがあるそうですが、その代表格が湊氏であり、まさしくそ
の意味がわかります。”イヤミス”とうのは、イヤーな汗をかくミステリーというジャンルです。

空気のきれいな田舎町に住む四人の女の子(紗英、真紀、由佳、晶子)と都会からきたエミリと遊ん
でいて、見知らぬ男にエミリが殺された。その男の顔を思い出せない。エミリの母親におまえたちが
エミリを殺したと言われ、犯人を見つけるか何か償うかをしなさいと。そこから四人の運命が・・・・・。

エミリの母親が四人に言ったこと、あの状況の子供に対して完全にトラウマになった。すごいことに
なってるな。犯人の顔が思い出せないのが、苛立つのはわかるが、すごい。しかし、四人のトラウマ
になり、その後、殺人をそれぞれが犯してしまうほどの後遺症になるなんて大袈裟な感じもするが、
負の連鎖が激しすぎたな。それをもって償い・贖罪とするのが強烈な感じだった。

物語は四人とエミリの母親の独白形式で進み、時系列も読み進めると進むようになっている。『告白』
も視点が章ごとに変わったが、これも変わる。読みやすく引き込まれるが、出てくる人間が異常なの
が多いな。犯人のその後は、警察に捕まったのか、自殺したのか。それは教えて欲しかったな。

面白かったです。イヤミスは救いが無い感じでそこが人気があるのかも。他の作品も読んで見ます。

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