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灼熱の小早川さん / 田中ロミオ

kage

2011/09/21 (Wed)

人間関係も勉強もそつなくこなし、万事如才のない高校生となった飯嶋直幸。伝統と自粛
のバランス、そんな口当たりのいい雰囲気に突然水を差したのは、クラス代表となった小
早川千尋。学級崩壊しているようなクラスをガチガチの規律でクラスを纏めようとする、
眼鏡女子。ヒロイン観察系ラブコメ

感想。

凄い面白かった。リアリティのある周りの空気感を重視するクラスの雰囲気や人間関係は
前作のAURAに近いものがあったが、似て非なるものだった。あちらは完全なスクール
カーストで、今作は集団の力(=作中にいい言葉があったが)や心理の作用が大きい話
だからである。

学級崩壊しているクラスの副代表になってしまった直幸、はじめは小早川さんの態度に
否定的だったのが、次第に外からみた自分のクラスの崩壊っぷりに小早川さんに傾倒し
学級崩壊を立て直す、その過程が直幸の恋心と絡み、個人ブログを覗いたりしての小早川
さんへの対応、炎の剣(=強い信念?)を一時失ってしまった小早川さんなど見所が多々
あり読み応えあった。

しかし、相当酷いクラスである、現代の学校ではありそうと感じさせる所があった。
直幸もそんなクラスを見るに見かねて、小早川さんの方が実は正しいと感じ、小早川さん
と同じ行動をしていくそんな青春的な感じは良く、なんと言っても読後感が良かった。
それは、救いがあったからです。バレンタインの時なんかも、キターって思いましたね。
直幸も氷の戦士になれて、一皮向けた成長をした姿が格好良かった。

こういう人間関係の機微を描いた学園ものはロミオさんは上手いなと思った。オススメ

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kage


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