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蘭陵王 / 田中芳樹

kage

2012/08/12 (Sun)

六世紀の中国、南北朝時代と呼ばれる動乱の世。北斉は無能な皇帝の乱脈を極めた統治のもと、
西に北周、南に陳、北に突厥と三方を強敵に囲まれていた。

感想。

まるで三国志時代みたいな北に周、南に陳、西に斉と三国が鼎立している時代があったなんて、
知らなかった。勿論、南北朝時代はあるのはしっていたけど、そして蘭陵王・高長恭という傑物が
いたなんてことも知らなかった。舞楽では有名らしいけど。それも知らなかったです。

智勇兼備で不敗の名将である蘭陵王は、顔があまりにも美貌すぎて仮面をつけて戦場に出ていた
という実在の人物。しかし、こういう傑物は、得てして無能で暗愚な皇帝の下に仕えているのだな。
仕方ないとはいえ、勿体無い。優れた皇帝の下にも優れた部下はいたこともあったが。

蘭陵王は、武成帝の兄の子という立場からいつ皇帝の座をとって代わられるという恐れから常に
戦場に借り出されたり、武勲を立てさせないように戦場に行かせなかったりと酷い扱いを受けて
いる。その兄弟である、文襄六王と呼ばれる人達も不遇であった。いやしかし、皇帝の暗愚さに
そりゃ斉も宿将二人がいても蘭陵王がいたとしても中国統一は難しい、当然の帰結として一番最
初に滅んでしまう。

非常に面白かった。田中芳樹の作品は面白いな。そしてはやくヴィクトリア朝の三部作の最後を
刊行して欲しいものです。

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