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天使の耳 / 東野圭吾

kage

2018/01/05 (Fri)

あらすじ。

深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのはどちらの車か!?死んだドライバー
の妹が同乗していたが、少女は目が不自由だった。

感想。

6篇の短篇集。どれも交通事故や違反を題材にしたもの。珍しい感じですね。東野圭吾の
作品では交通事故や違反をメインにしたものは珍しいです。どれも背筋がゾッとするよう
な恐ろしさもあるし、加害者がクズだし、被害者が報われない事もある。車というのは
文明の利器で便利ですが、怖いですね。

文庫タイトルの天使の耳は短篇の一つですが、これは凄いです。交通事故で死んだドライバー
の妹が車に同乗していたが目が不自由。しかし、記憶力が抜群でラジオでの掛かっていた曲、
兄の当時の発言との関連などで時刻を割り出せる。しかし、その妹は実はラストに嘘を
ついていた可能性がある。それは加害者の彼女の発言がそれを示唆している。ほんとに
怖い話です。

そのほかにも死んだ夫の復讐にわざと事故の原因になった歩行者だった女性が車を
運転している時にぶつかり復讐するという行為も気持ちは分かるが驚異的である。

殺人事件ほどミステリーテイストではないが、著者の技量でしっかりミステリーに仕上がり
じわじわと恐怖感が襲い、車を運転するという身近な行為がより一層に怖くなるそんな
作品です。東野圭吾の作品を読む優先順位的にはこの作品は低いですがページ数も
少なく隙間時間にはもってこいです。

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kage


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