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三鬼 三島屋変調百物語四之続  / 宮部みゆき

kage

2017/06/14 (Wed)

あらすじ。

江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん"のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、山陰の小藩の元江戸家老、心の時を十四歳で止めた老婆。亡者、憑き神、家の守り神、とあの世やあやかしの者を通して、せつない話、こわい話、悲しい話を語りだす。
「もう、胸を塞ぐものはない」それぞれの客の身の処し方に感じ入る、聞き手のおちかの身にもやがて心ゆれる出来事が……

感想。

三島屋百物語シリーズ第四弾!相変わらず人間の闇を描くのが上手い、しかし、人間の情を
描く部分も多くあり温かい気分にもさせてくれます。特にひだる神さんの話はそうですね。

今回は4話構成である。例の商人は出ていなかったが、おちかが密かに?恋心を感じていた
青野氏が仕官を得て故郷へ帰ることになり、おちかは泣くも自分の思いを少しも打ち明けない
ところは、「おくらさま」の話にもあるような、ほんとうにおちかは黒白の間に閉じこもりお梅みたい
な時がとまったようなお人になりそうだ。

三鬼の話はタイトルが意味がよくわからなかったが、貧困の山村の村での出来事は大昔の
時代ならホントにありそうで怖い。だからこそあんな怪異が現れるのもさもありなんだ。
妹の純粋な気持ちが助けてくれたのが救いだったな。

迷いの旅籠は、まあ、死者を蘇らせたい会ってみたいとい部分が肝。あるあるな話である。

シリーズが4冊になるが、いまいくつの話が出てきたのだろう。このシリーズは百物語なので
百まで物語が続くのだとしたら、著者も大変だが読者は楽しませて貰えるので嬉しい。
次巻以降も楽しみだ。

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kage


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