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ポイズンドーター・ホーリーマザー / 湊かなえ

kage

2017/01/28 (Sat)

あらすじ。

女優の藤吉弓香は、故郷で開催される同窓会の誘いを断った。母親に会いたくないのだ。中学生の頃から、自分を思うようにコントロールしようとする母親が原因の頭痛に悩まされてきた。同じ苦しみを抱えた親友からの説得もあって悩んだのだが…。そんな折、「毒親」をテーマにしたトーク番組への出演依頼が届く(「ポイズンドーター」)。呆然、驚愕、爽快、感動―さまざまに感情を揺さぶられる圧巻の傑作集!

感想。

これぞ!湊かなえというまさしく初期の頃を彷彿させる黒さだ。衝撃的な人間の毒をまき散らして
イヤミスと呼ばれる著者の作品ですが、その濃度が濃すぎて読後感が憂鬱になります。
しかし、短篇集が向かない自分でも読み応えが有り面白かった。自分は男ですが母娘の関係の
複雑怪奇で同性だからこその繊細さが難しい。母息子でも当然、関係は色々あるが、異性の分
違うのかな~と思ったりする。

脚本家が庇った話は死んでしまったが、多少救いはあったが、他の話は救いがなかった。
ここ最近の著者の作品は昔に比べてイヤミスというよりは色で言うと白って感じでしたが、
この作品は黒です。こういう作品を待っていた人が多いと思う。自分もそうだ。しかし、実際に
刊行され読んでみると圧倒され、白い著者に慣れ切っていた人たちに一石を投じた感じだ。

今まで著者の作品は刊行されたのはほぼすべて読んでいるが次も期待したい。

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kage


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