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魔弾の王と戦姫(8) / 川口士

kage

2017/01/09 (Mon)

あらすじ。

トルバラン率いる海賊の残党によるレグニーツァ襲撃を受け、双剣の戦姫サーシャは病身を押して
決死の出陣をする。普段は敵対するエリザヴェータとの共同作戦の下、消えゆく命の灯火を燃やし
ながら壮絶な戦いを繰り広げるサーシャの美しい姿は、見るものにある”伝説上の生物”を連想
させた。

感想。

シリーズ第8弾。前巻から大分間が空いたのでラストの引きというか直前の内容を忘れていた。
なのでチィグルが海で遭難したのは全く忘却の彼方でした。しかし、読み始めるとそんなことは
気にもならずページを繰る手を止められないくらいでした。

トルバランは強敵だった。しかし、サーシャの命懸けの戦いに完全に負けたな。サーシャが病身
で命短しとは知っていたが、まさか死んでしまうとは予想外でした。これにより新たに竜具に
選ばれし戦姫の登場を予感させるな。

そして記憶喪失のティグルがエリザヴェータに拾われるとは。そして非凡な弓の腕を気に入られ
部下になるとは。一気に側近として仕えることになる時に、すぐにエレンと再会とは物語が性急
過ぎる。テンプレかもだが、記憶喪失のティグルがエリザヴェータのもとで活躍し、かなりの
側近となってからの再開の方が当然面白いと思うのだが。気のせいか。

しかし、正統物の戦記ものは面白い。少ない正統派戦記ものなので今後も楽しみです。

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kage


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