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サラバ!(下) / 西加奈子

kage

2016/05/16 (Mon)

あらすじ。

父の出家。母の再婚。サトラコヲモンサマ解体後、世間の耳目を集めてしまった姉の問題行動。大人になった歩にも、異変は起こり続けた。甘え、嫉妬、狡猾さと自己愛の檻に囚われていた彼は、心のなかで叫んだ。お前は、いったい、誰なんだ。

感想。

上巻は、なぜこれが直木賞?と思ったが下巻になり、姉が結婚した当たりから話ががらりと
変わってきた。ただ、前置きが長く、その前置きも自分みたいな感性に乏しい人には伏線とか
があるとすれば気づきにくい。歩がハゲるまで比較的に人生は上手く運んでいたんだけど、
ハゲてからは転落していった。転落っぷりが少し、読むのが辛かったけどね。

歩のほぼ大学時代から始まる下巻、一応、歩は友人には恵まれている方だよな。趣味や
自分の事を気軽に語れる相手がいる。女関係も容姿に恵まれているから困っていない。
そういう部分を下巻の中盤まで読ませられるのは、結構きつい。姉の変人振りも。

しかし、姉の世界放浪からの結婚で、自分の信じれるもの信じるものを見つけた姉が眩しく
見えた。ゆるぎない姿勢に歩も強がってケチつけてたけど、ヤコブを思い出しそこから
考え方を想いを直す。呼吸をするように信じているというヤコブの信じるという行為には
憧れすら感じてしまう。

今の世の中、不景気で給料も上がらず、雇用も不安定、日本事態も右肩下がりという中
で、何を信じて生きていけばいいのか見つけるのは困難だ。深いな~と思いました。

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kage


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