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犬はどこだ / 米澤穂信

kage

2017/07/31 (Mon)

あらすじ。

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。

感想。

久々の著者の作品。相変わらず面白い。読んでいて緩い感じで進んでいくから安心して
いたが、最後に背筋が寒くなるような真相にたどり着き結果が出た。それが空恐ろしく
終盤近くまでの展開と全然違うのでびっくりだ。

古文書の由来を調査と人捜し、二つの依頼が同時にきた調査事務所、紺屋S&R。
この二つの依頼が絡んでくるのだが、重大な絡みではない。人捜しの相手である
人物の最終隠れ家のヒントととしての絡みである。ま、そんなで物語構成も途中、
主人公と後輩の視点で交互に描かれそれも良かった。

主人公の推理が妥当な部分も多いが、少しラストの部分で少し強引な所も見受け
られた。自然な流れで読めるのだが、気になると少し変に思えた。

あと、少しご都合主義な調査過程がストレスなく読めるが、物語の起伏やこうくる
ああくるとやきもきしないので少々驚きがなくそこが欠点である。

しかし、氷菓の作者だけあって?(関係ないけど)、読んで損はないクオリティです。