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真夏の方程式 / 東野圭吾

kage

2017/05/16 (Tue)

あらすじ。

夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。

感想。

面白かった。特に物語の終盤からが怒涛の勢いだった。前半部分はやや退屈な展開で
読むのが遅かったが、次第に惹き込まれていった。これも映像化されてるんだよね。
見てみたいな。

湯川がそうそうに何かに気づいたのは流石である。しかも早くも川端夫妻や成実や恭平
のことまで気にかかっているのは凄い。警察の地道な捜査も良かった。仙波は探し出し
たとことかいいね。

警察のヒエラルキーがあり、所轄の刑事、県警の捜査一課、警視庁の捜査一課、管理官
と登場して、警察も大変だと思う。それぞれの警察の立場での会話はなるほどと思うと
同時に登場人物の多さに少し疲れました。

好みとしては「容疑者Xの献身」のが良かったが、こちらも捨てがたい。最後の真相が
判明した時に湯川の行動がかっこいい。ほんとは子供嫌いの湯川がここまでするとは。
面白かったです。

分身 / 東野圭吾

kage

2017/05/09 (Tue)

あらすじ。

函館市生まれの氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。最近、自分に瓜二つの女性が
テレビに出演していたと聞いた。

感想。

面白かった。双葉と鞠子がいつ邂逅するのかが焦点でもあったが、まさかの結末に持ってくる
とは驚きだ。ただ、それは上手い結末の持って行き方だが、事の事態は収まっていなく、
これから逃避行の毎日が始まるのでは。ただ脇坂もいるし助けてくれるからどうなるかだ。

母が謎の死を遂げた鞠子、父が何かを隠している。それを調べるために東京へ。一方、双葉
も母がひき逃げに遭い死んでしまう。二人とも自分の出生に秘密がある事をしり調査へ。
そのうちに大きな力や最先端医療でタブーの技術へ行きつく。

物語は鞠子の視点と双葉の視点で交互に語られ、徐々に謎が開陳されていく様は面白い。
ただ、早々にクローンであることが想像ついてしまう。そこは作者にとって重要かどうかは
さておき、物語が一つの真実に帰結していく部分が上手く惹き込まれた。

なかなかの長編だったので更に読み応えも増した。面白かったです。

白銀ジャック / 東野圭吾

kage

2017/05/06 (Sat)

あらすじ。

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報
できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ
取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。

感想。

「疾風ロンド」よりシリアス成分が多めでこちらも楽しめた。犯人を入江氏にミスリードしようと
しているのかな?と思ったが、あからさますぎてそうは思うとは思えなかった。ならば犯人は誰?
となるが、最後まで分からなかった。

索道部マネジャーである倉田が脅迫状に対して奮闘する。といっても二人の本部長や当然に
会社の社長の決裁ののちの行動になるが、現場責任者の倉田には歯がゆい部分もあるところだ
、なぜなら脅迫状のことは警察には通報できない。というのも警察に通報したらスキー場の営業
は難しくなるからだ。経営者の判断だ。

疾風ロンドでも出てきた根津と千晶。といっても疾風ロンドより先のこの作品であるから先に出る
のは当然だ。二人がいい味出している。いい雰囲気にはならないのが惜しいな。

結末は、大人の解決という感じだった。こうしないといけないというか、これしか解決はない。
しかし、倉田たち現場の人間の雇用が満足のいくもので良かった。

ダイイング・アイ / 東野圭吾

kage

2017/04/10 (Mon)

あらすじ。

記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。

感想。

安定して面白い東野作品の中で個人的にはいまいちな作品。ミドリの異変はオカルトめいていて
タイトルの意味がそういうことかとなるが、この手の内容で構成であれば普通のトリックというか
謎の方がしっくりくという気がする。著者がガリレオでも見せたオカルト色もあっての意欲作と
いうことにあるのか。

人身事故をした過去を持つ雨村。自分が事故死させた女性の旦那に頭を殴られ入院。その旦那
は自殺を遂げる。事故の記憶喪失していた雨村はその記憶を探りに動く。動くと謎の女が現れ・・・。

エロティクな場面が多くあり、女性の神秘性や魔性がそういう部分で表現されていたが、目の
部分の謎が判明しないうちは、なぜそうなるのかが分からずエロしか感じなかった。

成美の行方が気になるし、雨村の前から姿が消えた本当の理由が気になる。雨村の推理で
明かされているが、そういう理由なのかな?とすると死んでいるのかも。謎です。

ガリレオの苦悩 / 東野圭吾

kage

2017/04/07 (Fri)

あらすじ。

“悪魔の手”と名のる人物から、警視庁に送りつけられた怪文書。そこには、連続殺人の犯行予告と、帝都大学准教授・湯川学を名指して挑発する文面が記されていた。湯川を標的とする犯人の狙いは何か?常識を超えた恐るべき殺人方法とは?邪悪な犯罪者と天才物理学者の対決を圧倒的スケールで描く、大人気シリーズ第四弾。

感想。

ガリレオシリーズ第四弾!今回は短篇集。今巻から内海刑事という女性が登場します。ドラマで
は柴咲コウが演じてたらしい。当初より草薙刑事でしっくりきてて、内海刑事が出てどうなるかと
おもったが、何かしらのスパイスというか物語の幅が広がったような気がします。

操縦るや攪乱すは湯川の恩師や同じ科学者という立場の人が出てきて、話が短篇とは思えない
内容の濃さに唸らされた。どちらも当然、科学を基にしたトリックで湯川の推理が炸裂して爽快
でした。

ダウジングの話は、JCが嘘をついていたという事で科学的な解決方法ではないのが少し残念。
でも、心の背中を後押ししてくれるというダウジングにそう意味付けした湯川には温かさを感じた。

今回も面白かった。また次もかりてこなっくちゃ。