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カテゴリ:講談社BOX/講談社ノベルス/講談社文庫 の記事リスト(エントリー順)

悲球伝 / 西尾維新

kage

2018/05/22 (Tue)

あらすじ。

突如途絶えた、人工衛星《悲衛》の消息。乗船していたのは空々空と地球撲滅軍9名だった。
地上残留組の元魔法少女・杵槻鋼矢と手袋鵬喜、人造人間『悲恋』は、捜索を開始。

感想。

シリーズ第九弾!図書館本。今回は空々空たちの話ではなく、地上残留組の花屋や杵槻たち
の話。要は空々たちを助けるために奔走するという事なのだけれど、読んでいて安定して面白い
のだけど、定番ですが少し冗長なので読むと少し疲れます。しかし、作者の発想には相変わらず
驚かされます。

人間王国にいった手袋。そこで人間王に見えるわけだが、人間王の正体に自分が驚かされた。
死んだと思われた火星だったのだ。どういう経緯で人間王になったかは完全には自分には
読み切れなかったわけだが、人間を集めて権威を持つ事によって魔法少女のコスチューム
変わりとなるらしい。そして手袋たちは死んだんだよな。なんせ火山が噴火してそして火口に
いたし。

救助船リーダーシップの方は、話が少し出来過ぎると思うが、もう一つの地球を作るという発想
は凄いと思う。避難先としての地球、そして大いなる悲鳴の解析の為の地球、大いなる悲鳴を
対地球に対する攻撃手段とするためとか凄い。そしてそれが可能性として出来そうだと。

かんづめの先見性で居残り組と合流する可能性が示唆されていた。最終巻楽しみです。
早速図書館で予約しました。

嘘をもうひとつだけ / 東野圭吾

kage

2018/02/21 (Wed)

あらすじ。

加賀恭一郎シリーズの短篇集。

感想。

図書館本。久々の加賀恭一郎シリーズの続き。このシリーズはどれも本格推理であるが
この作品もそうであるも短篇集ということで、すぐに謎解きが始まり味を堪能する前に
終わってしまうので、そうなると加賀恭一郎シリーズである必要性は少なく、普通の短篇集で
いいような気がした。

しかし、加賀のいつも通りの鋭い推理に舌を巻く。論理的で情もあるしカッコいい。
どの短編も良かったが、短篇より長編好きな自分には特別に面白味は感じなかったが、
読み易く伏線もあり推理を読んでいて唸らされました。

さて、続巻は楽しみに図書館へ行きたいと思います。

天使の耳 / 東野圭吾

kage

2018/01/05 (Fri)

あらすじ。

深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのはどちらの車か!?死んだドライバー
の妹が同乗していたが、少女は目が不自由だった。

感想。

6篇の短篇集。どれも交通事故や違反を題材にしたもの。珍しい感じですね。東野圭吾の
作品では交通事故や違反をメインにしたものは珍しいです。どれも背筋がゾッとするよう
な恐ろしさもあるし、加害者がクズだし、被害者が報われない事もある。車というのは
文明の利器で便利ですが、怖いですね。

文庫タイトルの天使の耳は短篇の一つですが、これは凄いです。交通事故で死んだドライバー
の妹が車に同乗していたが目が不自由。しかし、記憶力が抜群でラジオでの掛かっていた曲、
兄の当時の発言との関連などで時刻を割り出せる。しかし、その妹は実はラストに嘘を
ついていた可能性がある。それは加害者の彼女の発言がそれを示唆している。ほんとに
怖い話です。

そのほかにも死んだ夫の復讐にわざと事故の原因になった歩行者だった女性が車を
運転している時にぶつかり復讐するという行為も気持ちは分かるが驚異的である。

殺人事件ほどミステリーテイストではないが、著者の技量でしっかりミステリーに仕上がり
じわじわと恐怖感が襲い、車を運転するという身近な行為がより一層に怖くなるそんな
作品です。東野圭吾の作品を読む優先順位的にはこの作品は低いですがページ数も
少なく隙間時間にはもってこいです。

魔王 / 伊坂幸太郎

kage

2018/01/03 (Wed)

あらすじ。

会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に
出すことに偶然気が付いた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。

感想。

伊坂作品。3作目。図書館本。正直、あまり面白くなかった。政治的な話は好みの別れる所だし、
「魔王」の安藤が死ぬところもなんかすっきりしない。「呼吸」の潤也もそうだけど、世の中に
個人一人で立ち向かおうとする、集団真理とかに危険を感じて行動を起こすとか、背筋がゾッと
する話だからというのもある。

この作品は「魔王」「呼吸」とい中編の二編。「魔王」は兄の安藤、「呼吸」は弟の潤也の話。
二人は些細な超能力を持っていた。兄は、腹話術と呼ぶ自分の念じた事を他人に喋らす事。
弟は10分の1の確率なら当てる事。この超能力で世の中を変えようとする。

二編は、どちらも中途半端に終わり含みを持たせるというか、まだ話しの中途である。
結構、怖い話であるが、オチがないので面白味が薄くすっきりしない。
関連作品として「モダンタイムズ」があるらしいので、読んでみたいと思います。

ある閉ざされた雪の山荘で / 東野圭吾

kage

2017/11/23 (Thu)

あらすじ。

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーデションに合格した男女七名。これから
舞台稽古が始まる。豪雪に襲われた孤立した山荘での殺人劇だ。

感想。

東野圭吾の初期の作品の本格推理もの。今とは感じが違うが、面影が当然ある。当たり前だが。
まず解説を読んで久我の独白以外の部分がどうやら雅美の視点で描かれているということに
びっくりした。本格推理は自分は頭が悪いから全然気が付きません。ダメだこりゃ。

演出家の東郷氏から山荘に召集された男女七名。そこは雪の閉ざされた山荘という設定の
山荘という東郷の指示。そこで一人一人が殺害されていく。犯人も不明だし、そもそもの動機が
難しい。しかし、久我がヒントを所々に提示しているが全然推理していない自分がいる。
結局、考えて読むということができないので、ただ夢中になった読んでるだけです。

この作品は、自分には少々物足りなさを感じた。所謂、普通の東野圭吾では普通の作品に
感じる。最近、東野圭吾をよく読むので余計感じます。が、安定して面白いのは確か。
読んで損はありません。