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カテゴリ:角川文庫 の記事リスト(エントリー順)

西の善き魔女(6) 金の糸紡げば / 荻原規子

kage

2018/04/18 (Wed)

あらすじ。

もうすぐ8歳になるフィリエルは、父親のディー博士が研究に没頭しているため、お隣に住む
ホーリー夫妻と暮らしていた。ある日ホーリーさんが連れ帰ったのは、痩せ細った宿無し子。

感想。

シリーズ第6弾!にして外伝です。というのも本編は1~5巻で完結しているからです。
この巻はフィリエルとルーンが出会い、その1年間の出来事の話です。
持ち前の行動力と男勝りなフィリエルがすぐにルーンと行動を共にするのは流石です。

子どもはフィリエル1人しかいないセラフィールドに同年代の子供がやってきた。
旅芸人の出身だという。そして記憶力が抜群でディー博士の研究に助手として最適と
ホーリーの旦那さんが連れてきたのだ。そんな子に早速フィリエルがお姉さん風ふかせ
いろいろとお世話をするのがいいね。孤独だったフィリエルが初めて得た友達になれる
子供だろう。

ディー博士がルーンを自分よりも認識しているとフィリエルは思い込み、自分の居場所が
なくなったと感じたフィリエルの行動は強烈な夢を見てそれを行動に移すところに
、悪い意味で持ち前の行動力が発揮されている。ま、実際には行動は途中で未遂に
なる訳だが、しかしそれで二人がより深い絆でつながることになる。

あと、本編終了後の何時の頃か不明だが短篇が収録されている。ルーンとフィリエルが
約束したエディリーンの墓参りの話である。二人は一緒にいると話している様は完全に
二人の世界で良い感じだった。

西の善き魔女(5) 闇の左手 / 荻原規子

kage

2017/12/11 (Mon)

あらすじ。

異端の研究者の下で過ごしていたフィリエルは、砂漠を越えて進軍してくることは不可能な
はずの東の帝国軍に出くわし捕らえられてしまう。竜騎士ユーシスは、ルーンの作戦を
聞きいれ、母国を守るため、十倍を超える帝国の兵団と壮絶な戦いへ……。

感想。

シリーズ第5弾!本編最終巻となります。レアンドラが来てどうなるのかと思ったが、思った
より話せるやつであった。帝国を斥けるルーンの作戦も見事!

女王や国の成り立ちについての秘密も判明。元々ファンタジー作品であるが、SFでも
あるんだなって感じだ。まさかの初代女王の船が時間の隙間に落ちて異世界へ漂着
したということ。星は竜が先住民であり、そこから人間が暮らし始めた。

最後は女王が誰になるかも当然言及されている。現女王が下した判断は、レアンドラと
アデイルとフィリエルの三人制の女王を敷くことで進めて行くらしい。古来より女性が
複数で国を統治することは不可能ということであるが若い力を感じたのだろう。

読んでから時間も立ち、感想もあまり思い出せないが、総評は巻数も丁度いいし話も
面白い。おすすめ出来る作品です。レッドデータガールより好きです。

西の善き魔女(4) 世界のかなたの森 / 荻原規子

kage

2017/09/08 (Fri)

あらすじ。

女王候補アデイルのため、ユーシスは竜退治の騎士として、南方の国へ出立する。あかがね色の
髪の乙女フィリエルは、ユーシスを守るため、ひそかに後を追う。

感想。

シリーズ第四弾!大分、ファンタジーっぽくなってきた感じで良い感じだ。フィリエルの行動力と
胆力には驚かされる。最後には蛇の杖に入りたいという。いくらルーンと一緒に居たいとはいえ
まさかの行動である。

今回はユーシスの竜退治についていってしまう。アデイルの事も考えているが、ユーシスを守る
ためでもある。そこでルーンと出会う。世界の果ての壁を求めて動き、実際に見つけてしまう。
そこで壁の向こうに行って戻れなくなった時、竜に襲われるフィリエル。しかし、その時に、
吟遊詩人の道を通ってしまう運の強さを凄いと思う。

しかし、女王になると世界の謎を知るとことになりそう。色々と女王しか知りえないことが多そう。
女王試金石に秘密も多そうだ。女王家の血筋が重要なことであるので、それが蛇の杖に入り
たいというのは相手も驚くだろう。

特別短篇も面白かった。ユーシスの子供のころからの非凡さに舌を巻いた。ガーラントの気さく
さにもいい雰囲気になる。面白かった。

使命と魂のリミット / 東野圭吾

kage

2017/08/27 (Sun)

あらすじ。

「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。
「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。しかし、研修医・
氷室夕紀は、その言葉を鵜呑みに出来なかった。

感想。

面白かった。医療サスペンスというべきか。人間関係・企業の製品不良・恋愛・複雑に絡み
物語が構成されている。研修医の氷室の父親の執刀医が西園教授という因縁めいた
関係は物語を謎に導くというか複雑になる感じだ。

そして、アリマ自動車の社長に恨みを持つ直井は、社長の大動脈瘤の手術を妨害しようと
する。しかし、他の患者を巻き込みたくないと脅迫状を病院に送り、他の患者を転院させる
ようにする。良心のある行動だが、恋人が間接的に受けたアリマ自動車からの被害が
忘れられない。

そして直井からの妨害を受けて停電になっても手術を続行して無事に成し遂げた医師たち
の使命感やプライドに感銘を受けた。人の命を守る救うという崇高な使命を果たす。
そんな行いを間近でみた夕紀は、西園教授への疑念は晴れたのだ。

夕紀の父親の口癖の「人は誰もが使命を持って生まれてきた」というのは自分も信じたい。
もう中年も後半戦の自分に使命という大それたものがあるのかどうか知りたい。
流石の東野圭吾、面白かったです。

今日からマ王! カロリアⅡ編 / 喬林知

kage

2017/08/08 (Tue)

あらすじ。

優勝すればどんな願いでも叶えてくれるという「天下一武闘会」に参加することになった
渋谷有利の職業は魔王。ところがテンカブの主催国は魔族と敵対する大シマロン。そのため
身分を偽り、カロリア代表となって競技にエントリーしたユーリだったが、衆人環視の中、
最後の対戦相手として現れたのは、よもやまさかの人物で・・・・。

感想。

カロリア編完結。いやー、いろいろな謎が分かりましたよ。なぜ村田が異世界へ来ても動じず
平気なのか、それは双黒の大賢者だったとは、いやはや驚いたね。これでユーリは地球にも
ユーリが魔王であることを知る人が出来たことでユーリも嬉しいはずだ。

テンカブはおもいっきりドラゴンボールをモチーフにしてるな。それはいいとして、ユーリ魔王の
はずだけど、ジュリアの魂なのか。だからコンラッドも従順なのか。いや魔王だからだけど。
グランツの言葉がきになるな。

しかし、コンラッドが人間の王の血筋だったとは。そして大シマロンに仕えてしまうとは。
いくら自分の祖先の土地、いわゆる故郷だからといってもまさかね・・・。ユーリから鞍替え
するとは凄く驚いた。しかし、あの爆発から生きていたとは、左腕は切断されたのではないのか。

角川文庫でしか読んだことがないので、続編は出ていない。彩雲国物語みたいに角川文庫
で出ると途中で刊行がストップし放置される運命なのか。角川さん何とかして。