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カテゴリ:角川文庫 の記事リスト(エントリー順)

西の善き魔女(4) 世界のかなたの森 / 荻原規子

kage

2017/09/08 (Fri)

あらすじ。

女王候補アデイルのため、ユーシスは竜退治の騎士として、南方の国へ出立する。あかがね色の
髪の乙女フィリエルは、ユーシスを守るため、ひそかに後を追う。

感想。

シリーズ第四弾!大分、ファンタジーっぽくなってきた感じで良い感じだ。フィリエルの行動力と
胆力には驚かされる。最後には蛇の杖に入りたいという。いくらルーンと一緒に居たいとはいえ
まさかの行動である。

今回はユーシスの竜退治についていってしまう。アデイルの事も考えているが、ユーシスを守る
ためでもある。そこでルーンと出会う。世界の果ての壁を求めて動き、実際に見つけてしまう。
そこで壁の向こうに行って戻れなくなった時、竜に襲われるフィリエル。しかし、その時に、
吟遊詩人の道を通ってしまう運の強さを凄いと思う。

しかし、女王になると世界の謎を知るとことになりそう。色々と女王しか知りえないことが多そう。
女王試金石に秘密も多そうだ。女王家の血筋が重要なことであるので、それが蛇の杖に入り
たいというのは相手も驚くだろう。

特別短篇も面白かった。ユーシスの子供のころからの非凡さに舌を巻いた。ガーラントの気さく
さにもいい雰囲気になる。面白かった。

使命と魂のリミット / 東野圭吾

kage

2017/08/27 (Sun)

あらすじ。

「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。
「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。しかし、研修医・
氷室夕紀は、その言葉を鵜呑みに出来なかった。

感想。

面白かった。医療サスペンスというべきか。人間関係・企業の製品不良・恋愛・複雑に絡み
物語が構成されている。研修医の氷室の父親の執刀医が西園教授という因縁めいた
関係は物語を謎に導くというか複雑になる感じだ。

そして、アリマ自動車の社長に恨みを持つ直井は、社長の大動脈瘤の手術を妨害しようと
する。しかし、他の患者を巻き込みたくないと脅迫状を病院に送り、他の患者を転院させる
ようにする。良心のある行動だが、恋人が間接的に受けたアリマ自動車からの被害が
忘れられない。

そして直井からの妨害を受けて停電になっても手術を続行して無事に成し遂げた医師たち
の使命感やプライドに感銘を受けた。人の命を守る救うという崇高な使命を果たす。
そんな行いを間近でみた夕紀は、西園教授への疑念は晴れたのだ。

夕紀の父親の口癖の「人は誰もが使命を持って生まれてきた」というのは自分も信じたい。
もう中年も後半戦の自分に使命という大それたものがあるのかどうか知りたい。
流石の東野圭吾、面白かったです。

今日からマ王! カロリアⅡ編 / 喬林知

kage

2017/08/08 (Tue)

あらすじ。

優勝すればどんな願いでも叶えてくれるという「天下一武闘会」に参加することになった
渋谷有利の職業は魔王。ところがテンカブの主催国は魔族と敵対する大シマロン。そのため
身分を偽り、カロリア代表となって競技にエントリーしたユーリだったが、衆人環視の中、
最後の対戦相手として現れたのは、よもやまさかの人物で・・・・。

感想。

カロリア編完結。いやー、いろいろな謎が分かりましたよ。なぜ村田が異世界へ来ても動じず
平気なのか、それは双黒の大賢者だったとは、いやはや驚いたね。これでユーリは地球にも
ユーリが魔王であることを知る人が出来たことでユーリも嬉しいはずだ。

テンカブはおもいっきりドラゴンボールをモチーフにしてるな。それはいいとして、ユーリ魔王の
はずだけど、ジュリアの魂なのか。だからコンラッドも従順なのか。いや魔王だからだけど。
グランツの言葉がきになるな。

しかし、コンラッドが人間の王の血筋だったとは。そして大シマロンに仕えてしまうとは。
いくら自分の祖先の土地、いわゆる故郷だからといってもまさかね・・・。ユーリから鞍替え
するとは凄く驚いた。しかし、あの爆発から生きていたとは、左腕は切断されたのではないのか。

角川文庫でしか読んだことがないので、続編は出ていない。彩雲国物語みたいに角川文庫
で出ると途中で刊行がストップし放置される運命なのか。角川さん何とかして。

今日からマ王! カロリア編 / 喬林知

kage

2017/04/17 (Mon)

あらすじ。

真夏の海辺でアルバイト中に流され、毎度おなじみ異世界へ辿りついた渋谷有利の職業は
魔王。しかし今回は様子が変だ。ユーリが統治する眞魔国に、何やら陰謀の匂いが・・・。

感想。

いつものくだらないギャグを挟みながらの今回はシリアス成分が多めで面白かった。
最初はなぜ村田が一緒に異世界にこれるのか疑問でした。この巻ではまだ謎ですがどうやら
猊下と呼ばれている?ので魔族なのかな?

いきなり冒頭からギュンターやコンラート、ユーリが襲われコンラートは左腕を切断される
ことに。まじか!と思った。そして生死が不明である。きっと生きていると思うがあのコンラート
がこんな事態になるなんて。

そしてギュンターのギャグ要員過ぎるのがツボである。巻を追うごとに酷くなっているな。これは
誉め言葉です。ギュンターはいい味出してるな。アニメ見たことないけど見てみたいな~。

箱は人間が手にして魔族に戦いを挑むことになりそうだけど、人間が好戦的過ぎて凄い。
戦争をユーリが止めることができるかこの先が気になります。

泣き童子 三島屋変調百物語参之続  / 宮部みゆき

kage

2017/01/15 (Sun)

あらすじ。

三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの
祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちか
の心の傷も癒えつつあった。

感想。

シリーズ第三弾!今回もいつにも増してバラエチィーに富んでいて読み応えもありました。完全な
怪異もあれば人の心の不可思議な部分もありホラーというジャンルに相応しい内容です。
しかし、自分は第一作に出てきた商人の記憶がなくなっていたのですがこの泣き童子で出てきて
今後の布石が打たれて増々面白味を増してきた。

さて今回は6篇の話であり、各話を個別でというより全体的には暗い話が多い気がした。
人は自分では抱えきれない話を背負うとやはり耐え切れなくなり誰かに聞いてほしいということ。
分かる気がする。そういう人の心の部分に鋭く怪異を使って語り描く様は著者の筆力である。
凄いです。

最近、第四弾が出版されたので早速、明日にでも図書館で予約しなきゃな。
杉村三郎シリーズも予約しきゃ。
宮部みゆき作品も暗い話が多いが、読み応えのある話ではずれがないのでもっと読みたい。