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カテゴリ:メディアワークス文庫 の記事リスト(エントリー順)

史上最低の女弁護士 / 京本喬介

kage

2016/10/22 (Sat)

あらすじ。

弁護士。それは、基本的人権の擁護と社会正義の実現を職務とし、訴訟や申し立てをした依頼人
のために戦う、清廉潔白な社会的エリート。灰水縁も、そんな弁護士の一人だ。腕は確かで
超美人。

感想。

タイトル買いした本です。どのように史上最低なのか気になりました。しかし、想像以上に最低
ではなく、家族愛的な?恋愛的な?部分もあり、そういうところは良い部分ですが、サプライズ
的な法廷闘争や殺伐とした部分はなく、日常的な部分もあり、やや期待外れもありました。

ヤク中の女弁護士と腹黒未成年の助手の物語で、二人はいい関係でした。微笑ましい部分と
コミカルなところも二人の持ち味として良かったです。縁の父親との確執や助手の過去など
重い話にもなるのかなと思いながら読んでいたが、最後の落ちにはいい話で〆られ、さすが
に女弁護士も素直になり収まるところに収まった感じです。

実際的には王道の法廷闘争を軸とした弁護士ならではの部分が無意識に見たかったかも
しれません。なんせ読後感は良くなかったからです。弁護士である必要性が少ないです。

総評的には、いまいちかな。

婚活シュート! / 瀬那和章

kage

2016/07/04 (Mon)

あらすじ。

なでしこリーグで”川越の虎”と呼ばれ、サポーターに愛されてきた琴井ナツ。しかし引退した
後、待っていたのは一人ぼっちの長い夜だった。「私、婚活するっ!」親友の香織に勧められ
、ナツは決意するが、婚活の道は予想以上に険しかった・・・・・・。

感想。

作者の前作が良かったので手に取ってみました。自分も婚活中の身の上なので、作中の
甘本や辛本の内容は特に面白いというか、ふむふむ、ふーんって感じで読めました。
主人公は女性なので、リアルではもっと婚活はイージーモードであると思うのですが(偏見です)
、ま、条件とかあるから、ナツは簡単には上手くいかない。

その辺は、リアルではある。婚活する人は、言い方は語弊と偏見があるが売れ残りである。
野球で言えばトライアウトで来てる人。そんな人でも条件や自分の好みに妥協できない。
トライアウトの人は生活がかかってるから違うかもですが。

婚活サイト、お見合いパーティー、婚活パーティー、街コン、友達の紹介と色々、ナツは
頑張るが上手くいかない。そんな中、行きつけのバーの店主がナツに告白。

結局、収まるべきところに収まった形だが、いいエンドで良かった。ただ、作者の前作ほどの
良さは無かったな。

瞳のさがしもの / 入間人間

kage

2016/05/23 (Mon)

あらすじ。

「あ?」僕の乗っているバスが、交通事故に巻き込まれた。隕石が落ちてきたような、
とても大きい音がした。それと同時に、僕の隣に偶然座っていた、とてもかわいい女の子
と、激しくぶつかりあう。

感想。

久々の著者の作品。今回は目の話。片目を失明してしまう話も多く、自分は眼鏡を掛けて
いるので、当然視力が悪いので、目がテーマであるこの作品は気分が悪い。5篇の
短篇集。

正直、どれも面白くなかった。感想というほど感慨を覚えたわけでもないが、片方の目でも
失明したら相当にショックだよね~。そういうのはあまり考えたくないな。

そういうば、入間人間、トカゲは今後刊行する気はあるのか?もう出ないと思って売って
しまったが。このまえ久々に安達としまむら出て買ったが、もう追いかけているのはそれ
だけだな。この瞳のさがしもの等を読んでそれほど追いかける作者じゃないなと感じる。

昔ほどの速筆ではないし、面白味も大分欠けた。それが作者の印象だ。


オツベルと笑う水曜日 / 成田良悟

kage

2016/03/13 (Sun)

あらすじ。

『己の身が清廉潔白である事を証明しようかと思います』出所したばかりの容疑者の部屋で発見
された声明文。そして殺人現場の壁に残る『私は無実です』のメッセージ。芸能ゴシップや都市伝説
等を扱う、とある雑誌の編集部。そこは編集長の乙野辺ルイ、通称オツベルが若き女帝として
君臨していた。

感想。

『バッカーノ』『デュラララ』でお馴染みの作者。原作は読んでいないがアニメで見ましたデュラララ。
その作者、初のメディアワークス文庫作品。率直に面白かったです。ラノベと大衆文芸の中間的
位置づけのレーベルらしい読み易さと程よい一般寄りのリアリズムとフィクションの混濁した内容
は、自分みたいな頭空っぽにして本を読む人間には凄く適しています。

実は財閥の血縁の雪弘が、とある雑誌の編集部に見習いに。そこの編集長のオツベルに良い様
に振り回され、とある事件を追いかけていき巻き込まれていく。

キャラを立たせる事はラノベ出身の作者らしい感じだが、筆力は感じ、読ませる展開は流石です。
オツベルというのは、宮沢賢治の作品の『オツベルの象』をモチーフとしている訳で作品にも
途中で、その作品を知らない人は読んでみては?とありましたが読んでいません。古典?は
読むと教養にもなるので読むべきだが、積読消化を優先に古典は後回しにしました。

物語は、胸糞悪い真相だったけど解決した時はスカッとした。作者がまたこのレーベルで出す
のであれば買ってもいいかなとは思った。いや、図書館で借りるかな。

ビブリア古書堂の事件手帖(6)~栞子さんと巡るさだめ~ / 三上延

kage

2015/04/04 (Sat)

あらすじ。

太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が
再び現れる。今度は依頼者として。違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、
太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。

感想。

シリーズ第六弾!今回は丸ごと太宰治。太宰の人となりとか知るにつれだんだん興味が湧いてきた。
いや、興味ないわけではないのだが、やはり知識が増えると読みたくなります。そして、再び栞子さん
に危害を加えた、あの男が現れる。

栞子さんが焼いた『晩年』が実は無事だということがバレた。そしてもう一つ『晩年』が存在しているとい
う。その『晩年』を捜して欲しいという依頼を、あの田中敏雄から受ける。こいつが、簡単にいい人振ると
は思わなかったがやはりそうだった。

今回は、『晩年』の事件は裏で糸を引いているのは意外な人物だった。そして、登場人物が少ない中で
人間関係が繋がった。これは濃いな。久我山の愛人の娘の娘だったとは。しかし、智恵子は何を考え
ているのか。ロマネスクの会での田中嘉雄は凄い発見をしてたのに、まさかの脅迫に会ったとは。壇
一雄の「待たされる身が辛いのか、待たせる身が辛いのか、どっちだろう」これは、単純に考えれば、壇
を待たせた太宰が悪く、待たされる身が辛い気もするが、上手い事言うな~と関心しました。

『駈込み訴え』の話も、興味深い。富沢が大事にしているのが分かるな。読みたくなります。

このシリーズも最終巻が近い。こういう本はないので終わるのは寂しいな。評論本やそれの類の本は
少し敷居が高い気もする。次巻が楽しみです。

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ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
(2014/12/25)
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