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カテゴリ:メディアワークス文庫 の記事リスト(エントリー順)

エウロパの底から / 入間人間

kage

2017/07/15 (Sat)

あらすじ。

私は小説家だ。そしてこれは私の小説だ。私が心血を注いだ惨殺があり、私が身を削るように描いた苦悩がある。
文の始まりから果てまで、すべてが私だ。だから、私は『犯人』ではない。私は、小説家なのだ。

感想。

著者の作品はここ最近は全てメディアワークス文庫で読んでいる。なぜなら著者は他では
ほぼ電撃文庫で書いているが、電撃からほとんど出していない、「安達としまむら」以外は
刊行が止まっているはず。

本作品は、小説家が書く小説通りに殺人事件が3件も起きる。なぜなのか。そのような
出来事のきっかけ?は内科の医師の研究している才能の蘇生である。

なぜ殺人事件の1件目の殺人犯と組むのかが理解が出来ない。麻里を助けるために
やむを得ないのは分かるが。自分が小説を書いて麻里の居場所を突き止めるのは
良かった。しかし、女刑事から逃げたのもどうかな・・・。利用したり寧ろ女刑事と組んだ
ほうが現実的なのではと思う。

最終的にはオチは・・・、であるが、淡々と物語が進み起伏があるようでないので物語
の序盤中盤は読むペースが遅くなった。よくある題材であるが良いと思います。
主人公のモデルは著者?のような気がします。多分。

僕の小規模な自殺 / 入間人間

kage

2017/07/02 (Sun)

あらすじ。

しがない大学生の俺のもとに、未来からの使者が来た。ただしその姿はニワトリだったが。
ニワトリが言う。『三年後に彼女は死ぬ』と。「彼女」とは熊谷藍のことで、俺のすべてだ。

感想。

超久しぶりに著者の作品だ。タイトルの内容からは想像も出来なかったが、SFだ。
未来からの使者に三年後に彼女が死ぬと聞き、阻止するべく動く。彼女とは付き合っていない。
ただ、髪の毛が好きで好きなだけらしい。

他の未来人も動物の姿で現代に紛れていた。犬、熊、蛇と。。それらと戦う主人公はなぜ
そこまで命懸けになるのかと思うも、彼女が好きならしかたないのか。
けど、蛇に噛まれて謎の病原菌に前倒しで感染し、三年後より前倒しで死ぬことになるだろう。
それは救ったというのか?

タイトルの意味が読んだ後でも判明しないのだが、未来人の未来帰還後のその後が気になる。
あらゆる雑菌を嫌う未来なら致命的な事だろう。

やや、バイオレンスな感じが少し気になったが、悪くない話だった。
もうブックオフに売ってしまったが、続巻が出る気配がないトカゲは未完になるのか。

史上最低の女弁護士 / 京本喬介

kage

2016/10/22 (Sat)

あらすじ。

弁護士。それは、基本的人権の擁護と社会正義の実現を職務とし、訴訟や申し立てをした依頼人
のために戦う、清廉潔白な社会的エリート。灰水縁も、そんな弁護士の一人だ。腕は確かで
超美人。

感想。

タイトル買いした本です。どのように史上最低なのか気になりました。しかし、想像以上に最低
ではなく、家族愛的な?恋愛的な?部分もあり、そういうところは良い部分ですが、サプライズ
的な法廷闘争や殺伐とした部分はなく、日常的な部分もあり、やや期待外れもありました。

ヤク中の女弁護士と腹黒未成年の助手の物語で、二人はいい関係でした。微笑ましい部分と
コミカルなところも二人の持ち味として良かったです。縁の父親との確執や助手の過去など
重い話にもなるのかなと思いながら読んでいたが、最後の落ちにはいい話で〆られ、さすが
に女弁護士も素直になり収まるところに収まった感じです。

実際的には王道の法廷闘争を軸とした弁護士ならではの部分が無意識に見たかったかも
しれません。なんせ読後感は良くなかったからです。弁護士である必要性が少ないです。

総評的には、いまいちかな。

婚活シュート! / 瀬那和章

kage

2016/07/04 (Mon)

あらすじ。

なでしこリーグで”川越の虎”と呼ばれ、サポーターに愛されてきた琴井ナツ。しかし引退した
後、待っていたのは一人ぼっちの長い夜だった。「私、婚活するっ!」親友の香織に勧められ
、ナツは決意するが、婚活の道は予想以上に険しかった・・・・・・。

感想。

作者の前作が良かったので手に取ってみました。自分も婚活中の身の上なので、作中の
甘本や辛本の内容は特に面白いというか、ふむふむ、ふーんって感じで読めました。
主人公は女性なので、リアルではもっと婚活はイージーモードであると思うのですが(偏見です)
、ま、条件とかあるから、ナツは簡単には上手くいかない。

その辺は、リアルではある。婚活する人は、言い方は語弊と偏見があるが売れ残りである。
野球で言えばトライアウトで来てる人。そんな人でも条件や自分の好みに妥協できない。
トライアウトの人は生活がかかってるから違うかもですが。

婚活サイト、お見合いパーティー、婚活パーティー、街コン、友達の紹介と色々、ナツは
頑張るが上手くいかない。そんな中、行きつけのバーの店主がナツに告白。

結局、収まるべきところに収まった形だが、いいエンドで良かった。ただ、作者の前作ほどの
良さは無かったな。

瞳のさがしもの / 入間人間

kage

2016/05/23 (Mon)

あらすじ。

「あ?」僕の乗っているバスが、交通事故に巻き込まれた。隕石が落ちてきたような、
とても大きい音がした。それと同時に、僕の隣に偶然座っていた、とてもかわいい女の子
と、激しくぶつかりあう。

感想。

久々の著者の作品。今回は目の話。片目を失明してしまう話も多く、自分は眼鏡を掛けて
いるので、当然視力が悪いので、目がテーマであるこの作品は気分が悪い。5篇の
短篇集。

正直、どれも面白くなかった。感想というほど感慨を覚えたわけでもないが、片方の目でも
失明したら相当にショックだよね~。そういうのはあまり考えたくないな。

そういうば、入間人間、トカゲは今後刊行する気はあるのか?もう出ないと思って売って
しまったが。このまえ久々に安達としまむら出て買ったが、もう追いかけているのはそれ
だけだな。この瞳のさがしもの等を読んでそれほど追いかける作者じゃないなと感じる。

昔ほどの速筆ではないし、面白味も大分欠けた。それが作者の印象だ。